ユスケ

幕末太陽傳のユスケのレビュー・感想・評価

幕末太陽傳(1957年製作の映画)
4.3
1957年の映画だから白黒だけど個人的にめちゃくちゃ好き。
渇ききったユーモアって感じが作品全体に漂ってて、メロドラマの完全排除っていう川島雄三のテーマが実現されてる。
高杉晋作役の石原裕次郎がマジでカッコいいし、結核で死ぬ伏線までできてる。
最後の墓場のシーン、何も恐れず図々しく振る舞う佐平次が死に対してだけは恐怖を抱いていたのが印象的だった。ただ暗い墓場に明るい音楽が流れるのも少し不気味。
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