幕末太陽傳の作品情報・感想・評価

「幕末太陽傳」に投稿された感想・評価

Kuma

Kumaの感想・評価

3.0
品川遊郭で無銭飲食し、居座った男が、様々な問題をがめつく解決していく話。

面白いけどしばらく何の話かわからなかった。
冒頭からいろんなエピソードが登場して、誰が主人公かわからなかった。

後半にかけてエピソードが絡み合い、面白くなってくる。
しかしラストだけ急に変になる。悪くないけど、なんか腑に落ちない…。
フランキー堺がイケメンに見えてくる。起請文の乱発笑った

ウィキペディアによると、佐平次が舞台である品川を走り、撮影セットを抜け出して現代の品川を走るという幻のラストシーン構想があったらしい。天才の考えることは違うね

佐平次、ホントにアメリカに行くのかな。ヘボン先生は明治後半まで日本にいたはずだが。なんでもいいや、お気をつけて!

左幸子、南田洋子、石原裕次郎、小林旭、菅井きん、岡田眞澄、山岡久乃、金子信雄、西村晃…もはやどこに出てたのかわからないけど豪華キャスト陣

近所のツタヤになかったので仕方なくAmazonPrimeで視聴したものの、(Amazonのせいではないが)声が聞き取りにくい箇所が相当あって難儀した
めっちゃテンポ良いのは分かるけど
聞き取れない台詞が多かった。
小林

小林の感想・評価

3.9
文字通りのグランドホテル方式が、多少ちぐはぐな気がしますが、左幸子、南田洋子、フランキー堺らの軽やかで人間味に溢れた所作に痺れる
netfilms

netfilmsの感想・評価

4.3
 幕末の世の中、現在の京急本線・北品川駅周辺を舞台にしたという加藤武の軽快なナレーション、異国人の鞍から落ちた懐中時計。居残り佐平次(フランキー堺)は品川宿の遊女屋「相模屋」に登楼する。仲間連中と繰り広げる飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ、若衆喜助(岡田真澄)は客の懐を気にするも、佐平次は粋狂な様子ではぐらかす。案の定、散々遊んでも懐はすっからかん。怒った「相模屋」の主人の伝兵衛(金子信雄)は佐平次を行燈部屋に追払う。蜘蛛の巣だらけの埃っぽい部屋で、佐平次は咳き込む。だがいつの間にやら玄関へ飛び出し、番頭や若衆に先んじて雑用を始めるが、持ち前の要領の良さですぐに気に入られる存在になる。一方その頃、売れっ妓女郎こはる(南田洋子)に入れ上げた攘夷の志士・高杉晋作(石原裕次郎)は、仲間の志道聞多(二谷英明)や久坂玄瑞(小林旭)、伊藤春輔(関弘美)と共に御殿山英国公使館の焼打ちを謀っていた。あくまで軽快にことの次第を見つめる佐平次は女郎屋の様々な無理難題を解決しながら、一晩の豪遊の借金を少しずつ返していた。

 落語『居残り佐平次』から主人公を拝借し、『品川心中』『三枚起請』『お見立て』などの挿話を随所に散りばめた物語は、知性と愛嬌に長けた佐平次が人心を掌握し、時にトンチの効いた機転を見せる。逆に奉公人仲間や遊女から重宝がられて頼まれ事を解決したり、はたまた詐欺まがいの処世術で蓄財するのであった。佐平次は、どんなピンチの場面でも状況を自分の有利にさせて、切り抜けるのだが、彼の処世術に今作の旨味がある。彼に惚れる2人のNo.1遊女役に南田洋子と左幸子、高杉晋作役に当時、太陽族映画で絶大な人気を博した石原裕次郎をあえて脇で起用し、「日活製作再開三周年記念」らしい豪華な配役で魅せる。その絢爛豪華な人間ドラマと矢継ぎ早に繰り返されるエピソード、女郎のライバル同士の対立、客同士の親子喧嘩、気の弱い男(小沢昭二)とおそめ(左幸子)の心中未遂、伝兵衛とその妻お辰(山岡久乃)の間に生まれた放蕩息子の徳三郎(梅野泰靖)と女中おひさ(芦川いづみ)の密かなロマンス。その渦中に佐平次はあえて首を突っ込みながら、自ら道化師役を買って出る。

 そんな素っ頓狂な活躍ぶりを見せる佐平次が見せる病巣、一見陽気な彼が見せる結核の病に怯える裏の顔こそが、フランキー堺扮する佐平次を一味も二味も深みのあるキャラクターにしている。地獄も極楽もあるもんかと叫ぶ佐平次の姿は、「さよならだけが人生だ」と常々話していた監督・川島雄三とダブる。その余韻が何度観ても素晴らしい傑作である。
楽しい映画でしたね。ずっと生きたいなと思いますよ。エピソード拾っていくよりもその全体を貫く全肯定的思想に感激ですよ。生きますよ、とにかく。
misaki

misakiの感想・評価

4.5
軽快!
己に正直な人間関係、あんたみたいな図々しくないと頼れない
爪の先まで買われた女
本当にこんな面白い映画あるもんかねぇと観る度にいつも思います。もう語るのも野暮!観た事ない人なんかいたら、観なきゃいけないですよ、本当に。百聞は一見にしかずですから
面白い映画を観てる時はずっとこの中から抜け出したくないと思うもんですが、このフランキーさんの左平次の姿はずっと観ていたもんです
毎度「ずっと生きるんデェ」と走り去っていく姿に涙が出るのは…そういう事なんですよねぇ。本当粋なもんです
観終わった後は落語ももう一度聴きたくなるだから、たまらんです
月並みながら、南田さんと左さんがどっちもいいオンナだよねぇ、本当
MinKFJ

MinKFJの感想・評価

4.3
フランキー堺の軽妙な狡猾さ!
楼閣の木造二階建てセットがフルに活かされ上を下へのてんやわんや。落語を4つ?もhybridした脚本だそうで、幕末の不穏な騒めきとお色気と笑いと渾然となって最高の娯楽作。
南田洋子がでら可愛い、太陽の季節と衣装が違うだけの石原裕次郎(そこがまた好きなんですよ)、日本人離れした顔立ちを散々ネタにされるファンファン、金子信雄やら小沢昭一やらクセありの役者陣…あーでもやっぱりフランキー堺‼︎なにやら怪しげな薬の調合、実験装置?活版印刷?舶来のワザ駆使して、生き延びてやる〜‼︎

ラストシーンが、例の幻のシーンだったとしたら…歴史的な作品になったでしょうねぇーぁぁ本当に勿体ない
これ、やっぱりスクリーンで見たいなぁ
2015 11/6 ひとも画もお話も、観ていてずっと幸せずっと楽しい映画でした。いつまでも観ていられそうです。これは影響されます。俺はまだまだ生きるんでえ。
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