幕末太陽傳の作品情報・感想・評価

「幕末太陽傳」に投稿された感想・評価

sa

saの感想・評価

3.8
60年前の作品。今までみた中で一番古い映画。
映画を観るにあたり私には映像美ってすごく大事で、白黒なんて…と思っていたけど全然気にならず楽しくみられました。
日本史好きなのでこれから他の白黒作品も観よう!

このレビューはネタバレを含みます

高杉晋作が英国公使館焼き討ち事件を画策してたから文久2(1862)年の話やな、誰だ幕末だからって勝手に高杉晋作出したんやなみたいな素っ頓狂なことを書いている奴は?
後、エヴァの元ネタの一つ
昔の人は品があったって言うが多分今と大して変わらないと思うな
「地獄も極楽もあるもんか!おらぁ、まだまだ生きるんだぁ!」by居残り佐平次
自分の才覚で世渡りする佐平次。役に立つので次第に頼りにされ、こはるやおそめにも慕われるようになる。
痛めた胸と悪い咳の為に、自分で調合した薬を飲み、気楽に「ヘボン先生についてアメリカ国に行って居残り稼業を続けるつもりだ」と語る佐平次。
まるで持病の悪化に伴い、日に日に弱っていく川島雄三監督自身を投影したかのようだ。今だからこそ、そう思える。
終盤、田舎親父に調子を狂わされて逃げていく佐平次の姿も、川島雄三監督の心情の表れなのか。「おらぁ、まだまだ生きるんだぁ」現実逃避なのか。

落語が基の[フィクション]に、高杉晋作、久坂玄瑞らによる[史実]が絡んでいるのも喜劇ならでは。←(川島監督談)
kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.0
「幕末太陽傳」
1957/7/14公開 日本作品 2017-153
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1960年代以前ランキング8位 再鑑賞

2012年、日活が100周年を迎えることを記念して本作のデジタル修復が行われました。それを鑑賞。
今の北品川にあたる品川宿の遊郭、実際に実在した旅籠が舞台になっています。最初のナレーションで60年前の品川の様子、そして維新前の品川の様子が観られるのも興味深いですね。
作品は60年前のモノクロ作品なのに全く色褪せることもなく、今観ても抜群の面白さがあります。
グランドホテル型式でテンポ良く進むストーリー展開と主人公佐平次(フランキー堺)の活躍でさまざまな登場人物が繋がっていき物語が広がっていく脚本はとても素晴らしいと思います。見事!!
また配役もフランキー堺を主役に、石原裕次郎たちをサブに配してるのも心憎いですね。
本来コメディ作品ですが、人間臭さとリアリティがある素晴らしいドラマに仕上がっているのがここまでファンの方々が多い理由でしょうね。

川島雄三監督の代表作である異色コメディ映画で、実在した遊郭「相模屋」を舞台に起こる様々な出来事をグランドホテル方式という構成で、テンポ良く描いている。60年前の時代劇映画であるにもかかわらず年代を問わず観客の支持を得ており、日本映画史上の名作の一本として数えられる。
茻

茻の感想・評価

3.5
小林旭デビュー作?ということでずっと気にはなっていた…というのもあり、宝塚版を聞いた時に見ようか♪という気になり、借りて見た宝塚の幕末太陽傳がむちゃくちゃ面白かったので、やっと映画も見れた。キャストも豪華で面白い。

結末は宝塚版とはちょっと違うのですね。宝塚より、こちらのオリジナルの方がとことんアナーキーな美学が貫かれているかな? 全く同じ話なのに、全然違う作品になっているのが面白い! いつかスクリーンで観れればいいなぁ…。
なつ

なつの感想・評価

4.3
文久二年(明治の6年前)、品川遊郭の話。
粋でありんすよ、フランキー堺。

額が長すぎっ‼カツラっ‼表情‼動きっ‼
ズルいわ、面白いに決まってるし。
言葉、台詞のセンスが際立っているし、この計算されたドタバタ感、面白いなぁ、脚本の妙と、皆さん魅力的過ぎる。
口八丁手八丁のフランキー堺、最高っす。
何時の時代も、
心根が優しく、ユーモアがあって面白く、粋で逞しい男性は、人気者ですね。
左幸子ファンとしてはたまらない美しさに惚れ惚れ。全く長さを感じさせないコミカルさと落語の翻案、突然の歴史ドラマ……と飽きない!久坂玄瑞役の小林旭が若くてクール。
時代劇の類いは、いつか観なければと思い続けていたものの大した数も観れずにいた。
とりあえず観ることの出来た作品がこの映画。
スピーディな展開と群像劇風の脚本は今でも見劣りしない作品へと仕上げている。
映画館で観たかった。
LUKE

LUKEの感想・評価

3.8
佐平次のキャラがとても良い。迫る死を背負ってもなお笑いながら駆ける姿がカッコいい。フランキー堺がバッチリはまっていた。
最後のシーン、充分良かったのだけど、未公開バージョンの方がもっとカッコよかっただろうな~と個人的に思ったし、逆に未公開だったことで沢山の人達の創造起点にもなったということを改めて実感した。
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