幕末太陽傳の作品情報・感想・評価・動画配信

「幕末太陽傳」に投稿された感想・評価

先日に観た『しとやかな獣』の監督、川島雄三さんの代表作だそうです☆

ジャケットは鮮やかなカラーなんですが思いっきり白と黒の映像。
そりゃそうだ、1957年の作品だもん。

私の思う東京品川のイメージ。
新幹線が止まる街🚅
品川プリンスホテル。
高層マンション群に高級住宅街。

だけど調べてみると昔ながらの下町もちゃんと残っているんですね😳
昔は色街まであったとか。

今作は実在した”相模屋”とゆう遊郭を舞台にしたコメディタッチのお話です。

時は幕末。
無一文の身で相模屋で散々遊んだ佐平次の一行。
仲間を明け方に帰し、佐平次はひとりこの相模屋に居座り、勝手に使用人として働きだす。
お客との揉め事を解決したり、珍事件を解決したり。
次第に重宝される佐平次。

この佐平次ってのが、私にはくりぃむしちゅーの有田哲平に見えて仕方がない😂
ちょんまげにして髭を生やしたちょっとおでこの広い有田哲平🤣
うん、多分そんなの私だけだと思います。

佐平次の”うへへへっ”てゆう笑いと満面の笑みが周りのみんなを笑顔にさせる。

そういえば、お歯黒をしている遊女さんがいました。
この時代の女性のお化粧の一部なのかしら?
これこそカラーで見てみたかった!😳
そんで、若かりし石原裕次郎のおサムライもおりました!

ドタバタ面白いんですが、同じ日本語なのに言葉が聞き取れない💦
これねぇ、もったいないよね😅
石原サムライ達が何に怒り企んでいたのか、さっぱりちんぷんかんぷん。
字幕がたまらなく欲しかったぁ〜😩


それでも佐平次が抱えている”何か”と時折り見せる陰のある表情には魅せられた。

「地獄も極楽もあるもんけえ。俺はまだまだ生きるんでえ!」
と走り抜ける佐平次に「生きてやるんだ!」てゆう執念、力強さを感じたなぁ〜😳

ちなみにこのラストじゃない”幻のラスト”があるんだとか。
(気になる方がもしもいたらウィキをどうぞ。雑ですいません😅)

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/bakumatsu
そんなわけは無いんだけど、まるで幕末当時の遊郭のドキュメンタリーみたい。雰囲気が最高。
filmout

filmoutの感想・評価

4.0
品川宿にあった相模屋という遊郭を舞台に繰り広げられる群像劇(グランドホテル形式)でキャストがかなり豪華。
現代の品川とは言ってもこれは1957年の作品なので今の品川では全くないのだが1982年までは相模屋も実際に営業をしていたらしい。

フランキー堺演じる主人公の居残り佐平次(いのさん)を軸に細かい事件が頻発し、町人のいのさんはそれらを手玉に取るように面白がって結局はうまく納めさせる。
彼は江戸時代にあったような粋を体現するキャラクターだし、またどの人物もコミカルで可愛げがある。
更に建物としての相模屋の玄関口から廊下奥、二階へ上がる階段と中庭を見下ろせる二階の欄干の部分などその舞台を縦横無尽に走り回る演者、カメラなども見応えがある。

現代だとビリー・ワイルダーを織り交ぜて三谷幸喜がやる感じだけど導入部分で現代の品川を挿入するところや、この俳優は誰だっけ?と思いながら見れるのが楽しかった。
石原裕次郎は意外と歯並びが悪いし、岡田眞澄はJOYそっくり、南田洋子は絶世の美女で菅井きんはこの頃からすでに老人に見える。

特に左幸子と南田洋子の喧嘩シーンは見もの。
A鯉just

A鯉justの感想・評価

4.8
主人公の立ち回りが最高にひょうきんでセクシー。いつでも男は二枚目半!ですな!!
cosicosi

cosicosiの感想・評価

4.3
品川宿の遊郭「相模屋」を舞台に
「居残り佐平次」など落語の演目を
アレンジした人情コメディ。

登楼して遊んだ挙句、一文無しと
バレた男(フランキー堺)が、
借金のカタに働き始めたとたん、
自分の才覚だけで上手く立ち回り、
一番人気の女郎達にもモテモテ!

やっぱり、口八丁手八丁の男性は、
どこにいっても大人気ですね(^_-)-☆
女郎屋だけに、ロマンを求める男性と
現実主義の女性の対比が明確でした。

当時のオールスターキャストで、
石原裕次郎が高杉晋作役、
岡田真澄が若衆・喜助・・・
二谷英明や小林旭も若かったです。

<追記>
この時代の邦画には必ず菅井きんが
出ているような気がします(^^;)
メチャメチャ面白い。
登場人物たちの、丁々発止のやりとりが楽しい。

中でも、やっぱり主役の居残りさんことフランキー堺が最高。図々しさ愛嬌が絶妙にブレンドされた、口八丁手八丁のキャラクターをこの上ないほどの好演。

若き日の石原裕次郎扮する高杉晋作もカッコいい。岡田真澄も良い。

たぶん、三谷幸喜とかに影響与えたりしてるんだろうね。
Jaya

Jayaの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「居残り佐平次」「品川心中」「三枚起請」「お見立て」などの落語の噺がミックスされたお話。とはなっていますがほぼ「居残り佐平次」が筋を貫いていると言っていいのでは。
これだけ混ぜ込めば、無理が出てきたり、単なるオムニバスになったり、といった結果になってしまいそうですが、見事に融合されていると思います。
元の噺を知らなくても十分楽しめますが、知っていればもっと楽しめること請け合いです。

何と言っても、噺通りの佐平次の飄々としたキャラクターはそのままに、演じるフランキー堺の存在感に尽きるでしょう。そして、オリジナルに比して「余命幾ばくもない」との予感を明確に付け足したシニカルさが途轍もなく絶妙です。 
「首が飛んでも動いてみせまさぁ」「オレはまだまだ生きるんでぇ」の名台詞、生への執着とも死への諦観とも取れる、名脚本名演技だと思います。

観ていて気にかかる点があるとすればやはり石原裕次郎の余りの大根ぶり。もはや演出ではないかとすら思えるほどですが、どうなんでしょう…。

やはり「幻のラスト」、何でボツにしちゃったんでしょう。観れば観るほど、そちらを観たかったと切に思います。冒頭の「現代の品川」が感動的な程のフリになっていたでしょうに…。
いずれにせよ、下敷きを見事に料理して、監督の思想性を融和させ、作品として昇華させた、邦画史上屈指の傑作だと思います。
再見


常に飄々としていた佐平次が高杉から咳、すなわち死の兆候を指摘された際に一瞬見せる表情。江戸という時代の終わりと佐平次の死が薄らと重なり合うように感じます。
であるからこそラストの佐平次の疾走は痛快ですし、更に言うと川島雄三の最初の案であったら尚良かったのだろうなと思います。
方眼

方眼の感想・評価

4.5
物語収斂の快感と、江戸落語の「粋」を楽しませてくれる1957年日活映画。落語『居残り佐平次』『品川心中』『三枚起請』などのハイブリッド脚本。石原裕次郎デビュー2作目。日本映画界に熱気みなぎる頃の作品である。遊郭・相模屋でフランキーや女中さん達があっちこっちと走り回っている姿が、そのまま映画スタジオでのスタッフに見えてくる。
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