1967年製作・公開のマカロニウェスタン。主役はマカロニウェスタン好きな方ならご存知、ジュリアーノ・ジェンマ。wikipedia曰く、「巌窟王」を西部劇化したらしい作品…？
鑑賞後の第一印象は主人公強すぎィ！の一言。ここまで窮地を連想できない主人公というのも珍しいのではないでしょうか。フラストレーションがまったく溜まらないので、そういった意味では安心して見れる作品です。悪役や脇役もそこそこ個性的（個人的にはチョイ役の執行人がツボにはまりました）、シナリオのテンポも良いですね。しかし本作の魅力はなんと言っても二人のヒロインでしょう。ツンデレ系とクーデレ系のヒロインが出演していて、好きな人には堪りませんね（笑。欠点は粗があるところ（撮影車が起こした砂埃が見える、保安官バッジでトドメ刺すetc）、鑑賞後にまったく余韻がないところ、ラストの変に凝ったカット、といったところかな（作品中「星空」も「用心棒」もまったく出てこないのは邦題をつけた人のせいなので除外）。スッキリと見れる作品です、ウォッカ等で酔っ払いながら、何の考えもなく見るのがおススメ。
