鞭で泣かす
★★★★★
砂丘ロケーションと草むらや浅瀬でのセックス、冒頭のSMデコレーションの自宅から常に何か越しのこだわり撮影で演出がひとつひとつ凝りまくりアート強めだけど不思議と嫌味がなくて好き。やっぱり主演ふたりのメロウな雰囲気もあるかも、下元さんと朝霧友香さん夫婦愛の解釈の相違とすれ違い。行き場のない青年の青春パートとの交わり。椅子。
「新妻 真昼の暴行」1983
★★★★★
赤と青のバルーン越しにターゲット命中のガン捌き&眼力鋭い下元さん。サングラスに黒づくめで手際よく新妻をレイプする職人大杉漣。脚本・片岡修二ぽさ全開のハードボイルドポルノで嬉しい。ピシッピシッとサイレンサーの音もよし。企業の犠牲に葬られた義弟、狂って後追い自殺した妹の復讐。選曲もよかった。助監督は滝田洋二郎。ラピュタのレイトで上映希望。もうすでにやってるかな。
「連続15人花嫁犯し」1984
★★★★
またまた復讐の鬼と化す下元さん。いつもかっこいい選曲かと思っていたら今作は信じられないくらいその場その場チグハグな選曲で落ち着かない。織本さんと同棲しながらの復讐の末にゴールイン、マンモス団地のレイプをスルーの後味悪いにもほどがあるハッピーエンドでさらに置いてきぼりに。
