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妖艶 肉縛りのseapony3000のレビュー・感想・評価

妖艶 肉縛り(1987年製作の映画)
5.0
寄り目ぎみの長坂しほりさんと、全体のパーツが寄りぎみの中原潤さん。「死ぬなよ…」から見つめ合うシーン、固唾をのむ。不穏な夜のあの廃工場出た!痛い痛い細すぎる赤糸でエクスタシーのオープニングからもう素晴らしい。鈴木耕一のダークな色彩、SMルーム薔薇と鞭でイキイキ下品なまでに楽しむ谷本一さん。マッドドクターの松山照夫も顔だけですでに怖い。城源寺くるみさんが中原さんのアパートを見上げるとこは「団鬼六花嫁人形」思い出したり。でも石井隆オマージュの比率高め。植物人間の岸加奈子みつめながら自分もエクスタシー。スピりまくる長坂さん。ふたりの愛が高まって「なんだか自分が怖いわ…」って。最初からずっと怖いっつーの。SMモノで輝く中原潤さん、またいろいろ見直さねば、となる。
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