「ウマ娘」の設定を最大限に活かした、映画館で観るべき素晴らしい作品でした。
各キャラクターの生い立ちやレース結果は史実に基づかなくてはならないという制約の中で、とても心に響くようなキャラクターアークがありました。
そして、このストーリーを盛り上げる、迫力と疾走感のある作画のおかげで、涙が止まりませんでした。
しかし、同アニメシリーズ全4話の総集編である本作は、劇場環境に適した音声の再MIXが不十分であるように感じました。地面を蹴る時の重低音や歓声に包まれるレース場をもっともっと感じたかったです。
美少女で観ているだけで満足、スポ根で熱いストーリー、最近トレンドの音楽ライブ…「ウマ娘」というIPのパワーに圧倒されました。
そして、"Cygames"だけの製作・コピーライトに衝撃を受けました。ゲームを始め、このIPにお金を投じたファンの想いが、こうして新作として還元され、世界観が更に広がっていく…。まさに理想の映像コンテンツだと感じます。
再来週から始まる、初の劇場版には期待しかありません。