なかしま

ジョイ・ラック・クラブのなかしまのネタバレレビュー・内容・結末

ジョイ・ラック・クラブ(1993年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

これも授業で観た。ド長文。現代、日本、とはまたわけが違うので意見するのは難しいが、母親に心底不満がある人間が観るとモヤモヤして腑に落ちないんじゃないかな〜と思った。母親が母親として娘に自分の期待を背負わせる。教授によるとその色が強いのが中国的価値観で、その反対がアメリカ的価値観として描かれているそう。ジューンの幼少期の母親の言動は今日本で毒親と呼ばれているような母親像に近いように感じて胸が苦しかった。自分の親と重なる人からすれば、映画内での母親の過去のおかげで娘への言動が美化されていく感じにイライラすると思う。私もわりと納得いかなかった。どんな事情であれ感情の独立した一人の人間として扱われないことは良いことではないと思うので、後半からオチにかけて、ちょっとウルっと来ながらも、へ〜なんか腹立つなと思いながら観てた。自分の苦労や感情に、深く説明もせず我が子の人生を巻き込んでしまうのはちょっと。ヤダ!ヤダヤダ〜〜〜〜!!!!!
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