ジョイ・ラック・クラブの作品情報・感想・評価

「ジョイ・ラック・クラブ」に投稿された感想・評価

tori

toriの感想・評価

3.7
抗日辺りに遡る中国人祖母、母、娘 3代にわたる女系大河ドラマ

「クレージリッチ」ではABC(America Born Chinese)は
正統派中国人とみなされない

そんな時代は過去かも知れないが
アメリカに生まれても白人と平等に扱われない

中国社会の掟を守りつつ、逆らいつつ逞しく彷徨える中国女性
無影

無影の感想・評価

3.8
高校の時に原作を読んでいたので、視聴。
娘、母、祖母。本作に4つの家族の物語があり、そのそれぞれが、娘には自分のような失敗はさせまいと試み、結果関係がこじれ、いさかいが起きてしまうという親子の絆と世代間の懸隔の衝突が描かれていました。
ラストはこの先に希望が持てる終わり方でしたね。
Aka

Akaの感想・評価

4.3
時代とか、環境とか、男とか、結婚とか、嫉妬とか、母親とか。女の人生を困難にさせるものなんて、探さなくたって常にそこにある。常に追われる、女として生きてくこと、娘として生きてくこと。「自分を決して失わない」と決心しなけりゃ簡単に流されてしまう自分の尊厳。女の尊厳は脆い。でもその尊厳は、だから受け継がれる。女から女へと、男には分からない涙をもって。何からも追われない、全てを抱ける瞬間。


なんか最後の最後ですごく泣いてしまって、疲れた…。けれど、私これ観ながら、幸せになろう。って自然に思ってた。幸せになろう。
「移民」というワードに何かしらの引っ掛かりを持つ人には是非お薦めしたい映画だった。
親子関係、どちらかといえば母娘関係において、なんというか「カルマ」とか「因果」のようなものが感じられるのは、実は結構多くの人が経験していることではないかと思うけど、なかなか上手く言語化できないそれを、きちんと描き出してくれている映画だ。描き出すための題材が、移民たちが抱える過去の暗い歴史の中にあるから分かりやすいとはいえ、視聴者はその歴史を覗き見ることから逃れられない苦しさを、多少は強いられる。
印象的な場面は多くあったが、美容室で母と娘が打ち解けるシーンや、結局は逃れたいと思っていた存在の母に背中を押され、人生を切り開こうとするシーンには、その都度胸が熱くなった。登場人物の一人、アメリカで育った中華系2世の娘が、裕福な白人男性の恋人の母親に言った「I'm American.」の場面も印象的だった。移民たちが自身にもなんども言い聞かせてきた言葉だろう。
4人の中国人女性とその娘たちの一人一人のエピソードは割と充実してて面白かったが、4人の中国人女性は中国からアメリカに移住したらしいがどの時点で出会ってどういう経緯で親友になったのかは不明だった。中国では別々の人生だったようだが?
それにしてもみんな男運が悪すぎる。
きょん

きょんの感想・評価

3.8
アメリカに住む中国系アメリカ人女性の話。4組の親子の話(いずれも娘)。おもしろいのはストーリーがお母さんの幼少期まで展開されていること。
女として生きていく、その節々の決断についてよく考察された映画です。
何も知らずにみるとこんなに重い話か!とややびっくりもしますが(笑)
万人には勧められないが非常に印象的な映画だった。これは忘れないだろう。
『クレイジー・リッチ』関連作ということで見てみる。ちょっとチェーホフっぽい印象。

アメリカに渡った中国人女性4人と、その4人の娘の物語。それぞれが苦労したり嫌な目に合いながらも、助け合って生きていく様子が描かれる。
親世代の苦労には、大日本帝国も関わっていたりする。

登場人物がやたら泣いて、そこにエモーショナルな音楽がかかるという演出が多用されているのは好みではない。
だけど、語られるエピソードの1つ1つが非常に重くて充実していた。脚本に重みがあったので、多少の好みの違いは大きな問題ではなかった。

93年公開作だが、主要キャストが全員アジア人女性のハリウッド映画というのが、一番の特徴だろう。監督はウェイン・ウァン。そして製作総指揮はオリバー・ストーンだ。どういう経緯で作られたんだろう。

移民は世界中にいて、色んな苦労があるに違いないが、そこをメインに、しっかり描く作品はたまにしか見ない。誰かが常に伝えていく必要があると思う。
そういう意味で、立派な映画だった。もっと見られていいんじゃないか。
fmofmojimo

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4.2
戦後アメリカに移住した4人の中国人女性。そしてその娘たち。
スーユアン、リンド、インイン、アンメイの4人は娘たちの幸せを祈る、という意味をこめて自分たちをジョイ・ラック・クラブと呼ぶ。

故郷を捨てアメリカ人として暮らす彼女たちのそれぞれ過去が、娘たちへの想いへと繋がる。

母と娘という関係の複雑さ。
素直に頼れない娘。うまく愛情を伝えられない母。
みんなが愛しく思える。

親子の情についてで、中国人ということは本筋にまったく影響しないけれど、独特の文化や風習に、また興味をひかれる。
中国語でわーわーしゃべっているシーンに字幕がないけど、なんとなく伝わってくるのもおもしろい。
中国で生まれ育ち、アメリカに移住した4人の女性。彼女たちはよく4人で集まって過ごしていた。
その4人の子供も全員が娘、アメリカで生まれ育ち、母とは考え方も環境も違う中で育つが…。

母娘8人の、悩み、葛藤、結婚生活、そして愛。

8人分の過去と、現在の集いの場面が交差するので、一人一人の描かれる回想はテンポが良いです。
特に母たち4人の中国での暮らしは壮絶さを感じます。でも、その感情には共感できます。

それぞれ全く違う状況の人生なのに、女性ならきっと誰しも理解できるような…そういう8人の母娘。


年齢を重ねたほうが、評価も上がる作品かと思います。私にはまだ早かった良作。
鑑賞できて良かったですが、深く味わえるようになるのは自分はもっと先のようです。
scotch

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3.8
中国女性の不幸自慢大会(笑)
どの話もかなりインパクトがあり、映画としては非常に面白い。中国人女性の逞しさの原点を見せつけられているようでなんともすごい。これは民族としてのDNAなのか?他国民は特に興味深く見られると思う。アメリカで意外なヒットを飛ばしたというのも頷ける。
日本人はしっかり悪者です(笑)
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