旅するランナー

愛のぬくもりの旅するランナーのレビュー・感想・評価

愛のぬくもり(2024年製作の映画)
2.5
【初日舞台挨拶付上映(小出恵介・風吹ケイ・いまおかしんじ監督登壇)】

「男はサイコー、男はチンコー」という歌で始まる、男女入れ替りモノ。
アダルトな転校生。
セックスと嘘とトランスジェンダー。
愛の抜く盛り。

冒頭の歌やタコ踊りなど、意味不明な演出について、監督は、
「突然降りてくる。映画の神様がそうさせるんでしょう。
断っても構わないので、責任は指示通り演じた俳優にある」
とか言ってました。
それと、主人公の奥さんの行動や感情がやはり意味不明で、この作品を台無しにしていると感じます。
ジェンダーの描き方に、とてつもない古臭さがあります。

復帰作「銀平町シネマブルース」の脚本家でもある、いまおか監督に恩義を感じているんだろうけど、
小出恵介さんは、いくらなんでももうちょっと仕事を選んだ方が良いように思います。

一方で、挨拶で大阪弁丸出しの風吹ケイさんが初演技なのに、肝の据わった丸出し演技を見せるのに驚かされます。
今謝っておきたいということで、
「最後の濡れ場のシーンは前日の撮影が遅くなって、シャワーを浴びずに絡んだ」
という大胆な発言もあり、人気グラビアアイドルとしての破壊力が感じられます。