旅するランナーさんの映画レビュー・感想・評価

旅するランナー

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あちこち旅しながら、チョコチョコ走ってます。18年鑑賞映画数223本。①ラッキー ②ブリグズビー・ベア ③ボヘミアン・ラプソディー ④ヘレディタリー/継承 ⑤リメンバー・ミー ⑥聖なる鹿殺し ⑦判決、ふたつの希望 ⑧テルマ ⑨しあわせの絵の具 ⑩ワンダー 君は太陽

映画(144)
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.8

牧師の心理の行き先を追ううちに、観客は自らの魂のゆくえを失いがちになる。
アマンダ・セイフライドのお尻見ながらの空中遊泳あたりから、話のゆくえがとんでもなくなる。
心配してくれる女性への宗教家的罵詈雑
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バイス(2018年製作の映画)

3.9

アメリカ政治家そっくり役者たちによるブラックコメディ。
偽エンディングロール、語り手の正体、ブッシュのバカさ加減など、かなり笑える。
こんないい加減な奴らが世界を動かしてるのかと思うと、日本が米国の犬
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.2

Here Comes The Change!
時代が変われば、法律も変わる。
逆転の発想で男女平等裁判に挑む女性弁護士。
時代の先駆者としての彼女の強い意志、苦悩、家族愛を、フェリシティ・ジョーンズが
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.1

家政婦は食った。
晩餐会メシ食って、イケすかない奥様も食っちゃう。

愛と青春の旅立ちやノッティングヒルの恋人みたいな夢物語ではない。
一般人はハッピーエンドを期待するんだヨ。
でも、本当のマダムとは
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おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

3.9

ワイン好きなので、葡萄摘み取り曜日の決め方とか、すごく興味深い。
フランス人って、何でも本音でしゃべくると思ってたんで、家族間では口ベタなんだと分かりホッとする。
3兄妹弟がそれぞれのストロングポイン
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

銀座シネスイッチ様、上映して頂き、有難うございます。
素晴らしい作品を観ることができました。

冒頭のタイル床に写る空・飛行機から、ラストの階段ごしの空・飛行機まで、素晴らしい映像に酔いしれる。
イタ
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

七転び八起きなド根性ねえちゃん、優れた順能力なジャクソンさん、爪を隠す能ある猫が活躍する、マー・ベル作品。
スタン・リーへの感謝、アベンジャーズへの繋ぎもしっかりできてる。
この映画の一番の魅力は、大
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

異次元の面白さ。
アメージング、クール、ユニーク!
スパイダーマン仲間の短編集を楽しむみたいな。
中年、美少女、モノクロハードボイルド、日本的カワイイ、アニメ豚…そして主人公のラテン系青年の成長に笑い
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

古参者VS新参者による、女王陛下に気に入られ合戦。
嫉妬・ライバル心・傲慢がドス黒く渦を巻く。
オリビア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンによる女優演技バトルも面白い。
確実にキャリアア
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ねことじいちゃん(2019年製作の映画)

3.9

すべてのシーンにネコたちがいる猫まみれな作品。
ネコ好きにとっての神的存在、岩合さんが初監督するということで楽しみにしていたが、期待を超える猫描写力。
ネコの習性を熟知しているからこその、ネコたちの演
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

黒人ピアニストとイタ公ドライバーの反発から融和へ。
どちらも我が強い。
それでも、イイ所を認め会う関係が素晴らしい。
人種差別問題やLGBTをしっとりと描く、万人受けする作品。
アカデミー作品賞も当然
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.0

飯田橋ギンレイホール鑑賞。
女相撲と無政府集団。
修羅場の連続で、映画自体がアナーキー。
東出昌大ら役者たちのポテンシャルを引き出す演出が凄い。
天皇陛下万歳!
革命万歳!
瀬々敬久監督万歳!

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

映画「運び屋」。
90歳じいさんの麻薬輸送アルバイト。
1本1本大切に育てる花で評価される主人公を、数々の映画作品で賞賛されるイーストウッド監督とダブらせて観てしまう。
しかも、実娘アリソンと共演して
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

ギンレイホール二本立てで「1987、ある闘いの真実」の後に観たので、順番間違えた。
子供だましに感じてしまった。
大人の腐敗の後の、子供の不正に過ぎない。
でも、たかがカンニングをここまでスリリングに
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.4

ギンレイホール鑑賞。
韓国民主化闘争を生み出す、軍事政権の歪み、警察の腐敗。
立ち上がる検事・学生・記者の熱い思いがビシバシ伝わる。
ほんの30年前の話というのに驚く。
韓流ファンは必見。

サンセット(2018年製作の映画)

3.2

試写会@ユーロライブ。
1913年のブダペストを舞台に、帽子屋さんの秘密、父母の死の謎、兄の存在有無を曖昧ミーに描く。
現代世界の不鮮明さを訴える、ネメシュ監督に翻弄される。
衝撃作「サウルの息子」の
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

映画試写会@アキバシアター。
目覚めよ! 
スパイク・リー監督の熱い主張にジョイントしちゃう。
ブラックパワーなブラックユーモアをまぶして、黒人・ユダヤ人を自らディスる、高度で確信犯的な人種差別批判。
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

1.0

映画試写会@渋谷ユーロライブ。
2019ワースト映画(半分褒め言葉です、点数も)。
障碍、自閉症、貧困、売春、人糞…全く忖度なく描き出す、新人監督の根性。
それでいて、あっけらかんとした雰囲気を作り出
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半世界(2018年製作の映画)

3.8

元同級生の39歳トリオの緩やかな友情。
本音で言い合える関係って、かけがえないよネ。
親への反骨心を優しく描きフックの効いた、坂本順治監督の世界観が素晴らしい。
製炭業が興味深く、なにより稲垣吾郎ら役
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.4

時代遅れ・時代錯誤であろうが、古き佳き時代風ミュージカルを2時間ドップリ楽しむのも素敵な時間の過ごし方なんだと思わせてくれる。
エミリー・ブラント目当ての者としては、目論見違いにポピンズは控え目で、街
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ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)

3.8

飯田橋ギンレイホールにて鑑賞。
ライ麦畑を通って、サリンジャーを探す旅。
うぶで不器用な男子、おしゃまでしっかり者の女子、説得力あるクリス・クーパー、爽やかでしっとりした音楽、全てに好感が持てる。
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.4

映画試写会@原宿クエストホール。
セザール賞監督賞他5部門受賞作。
第一次世界大戦で顔に重傷を負った青年と、命を救われたおじさんによる、戦争を始め続けた奴らへの復讐、冒涜、そしてある人へのメッセージ。
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天才作家の妻 -40 年目の真実-(2017年製作の映画)

3.8

ノーベル文学賞作家の秘密。文才と出版の狭間で。溜め込まれた怒り・不満が堰を切ったように溢れ出す。危険なジョーンを演じる、グレン・クロースの貫禄はアカデミー賞に値する。

洗骨(2018年製作の映画)

4.1

映画試写会@神楽座。
ここは本当に日本なのだろうか?
ガレッジセール・ゴリ監督が描く、沖縄粟国島の風習と家族の確執。
小さな棺桶、風葬、島の中のあの世とこの世。
役者たちの素晴らしい演技。
特に大島蓉
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.4

羽田行きハワイアン航空にて鑑賞4本目。
女盗賊団による宝石窃盗大作戦。
アナログな下痢薬から、デジタルな3Dプリンターによるニセ宝石成形、さらにサンドラ・ブロックの顔面整形?まで駆使して取組む。
メン
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おもてなし(2017年製作の映画)

3.8

羽田行きハワイアン航空にて3作目鑑賞。
台湾人実業家によって買収された、琵琶湖畔の旅館の再建と、人々の心の再出発。
滋賀・京都の美しい風景と、チャールズおじさんの深イイ言葉が、観る者をしみじみとさせる
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.1

羽田行きハワイアン航空にて2作目鑑賞。
トラック脱輪事故による歩行者死亡の原因究明から、大企業によるクレーム隠しの内部告発へと繋がる骨太な作品。
コンプライアンスと保身と正義。
会社組織映画としては上
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.2

羽田行きハワイアン航空にて、中国語字幕鑑賞。
中国語では、ほぼ直訳の「猛毒」になるんだネ。
ウルトラマンvsにせウルトラマンを見ているようで楽しめる。
それにしても、ミシェル・ウイリアムズが強い。
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.3

ホノルル/ダニエル・K・イノウエ国際空港へ向う飛行機の中で鑑賞。
ハワイを舞台にしたラブコメディ。
長澤まさみの笑顔、山田孝之の変顔が楽しめる。
ジュラシック・パークネタのシーンは、機内なのに笑いが止
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.0

最初に君たちに言っておきたいことは、僕がサリンジャー作品をすべて読んでるってことなんだ。でも、「ナイン・ストーリーズ」以外は、正直気に入らないんだよ。
そんな僕だけど、彼とチャップリンとの関わり、戦争
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

ギンレイホールにて鑑賞。
学びの多い秀作。
酷寒なネイティブアメリカン保留地で発生した少女殺害事件の謎を、FBI新人女性捜査官と地元ベテランハンターが追う。

①寒冷地で走ると、肺が凍って血を吐く。
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.4

決して、ホラーとしては観ないでください。

70年代ベルリンのバレエ学校を舞台に起こる摩訶不思議な惨劇。
第二次世界大戦終結とベルリンの壁崩壊のほぼ中間点であるこの時代のドイツにおける、正負のエネルギ
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輝ける人生(2017年製作の映画)

3.3

ギンレイホールにて鑑賞。
長年連れ添った夫の浮気に意気消沈するご高齢レディーが、妹とその仲間たちにより、新たな人生の一歩を踏み出す方向性を見つけ出す。
見事なダンスを披露してくれるのだが、皆さん元プロ
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.6

魅惑のシネマクラシックス@新文芸坐。

南から逃れてきた父の苦悩を娘目線で描く。
過去に囚われる父と、未来を見つめる娘の対比。
謎めいて魅惑的だった父が、精彩を欠いた男になっていく姿。
ルーベンスの絵
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.1

魅惑のシネマクラシックス@新文芸坐。

純朴さに近づく死の影。
改めて観ると、その静けさや、ラストの精霊が憑依したようなアナの姿の中に、ホラー映画的ゾクゾク感がある。
映画史上最も可愛い姉妹という表面
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葡萄畑に帰ろう(2017年製作の映画)

3.3

岩波ホールが推し続ける、ジョージア映画。
権力と地位の象徴としての椅子。
それに執着することのバカらしさをバカらしく描く。
ジャガー社製椅子が大活躍する素っ頓狂な展開に、辛口の赤ワインを飲むような気分
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