旅するランナーさんの映画レビュー・感想・評価

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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.9

【片渕須直監督舞台挨拶付上映】

間違いなく最優秀反戦映画。
「この世界に居場所はそうそうのうなりゃせんのよ」
そして、最高の人間賛歌でもあります。
世界情勢がどうあろうが、一人ひとりの日常は続いてい
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X エックス(2022年製作の映画)

4.2

【seX、aX、X-factor】

細部・深部・局部まで良くできたスラッシャーホラー。
往年の「悪魔のいけにえ」「シャイニング」「サイコ」などのホラー・スリラー作品、「ブギー・ナイツ」のようなポルノ
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あなたと過ごした日に(2020年製作の映画)

4.1

【父との思い出】

コロンビアのメデジンで、公衆衛生に取り組むエクトル・アバド・ゴメス博士の半生を、息子の視点から描きます。
息子エクトル・アバド・ファシオリンセ氏の回想録「Oblivion: A M
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.2

【キネピアノ~バスター·キートンの浪漫~】

アクション、スペクタクル、ドタバタコメディ、おバカコント、ラブロマンス...
映画を楽しむ全ての要素がここにある。
飄々とした表情で、縦横無尽に動き回るバ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.1

【す・く・い・な・し】

滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」。
これも、オリンピック組織委元理事による収賄で、表はないけど、裏はあったのか!ってなって、ガッカリしちゃいます。
腐敗は、いつの世
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マーベラス(2021年製作の映画)

3.6

【温故痴新】

ニキータに似きーた女殺し屋映画。
マギーQがキュッとしてて、俊敏なアクションにキュンキュンします。
綾瀬はるか・高島礼子に似きーた美女です。

この作品の特筆すべき点は、ヴィンテージを
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.4

【も~ガーでぃしゅ...】

ソマリア内戦。
1990年12月、首都モガディシュに反政府軍が攻勢をかけてくる。
戦場と化した都市からの、大使館員たちの命がけの脱出劇。
エスケープ・フロム・モガディシュ
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破戒(2022年製作の映画)

3.8

【文芸映画への破戒】

島崎藤村の原作未読。
ということで、もっと破壊的な話かと思ってたけど、誠実な若き小学生教師が自らの出自に悩むんですね。
父のそういう戒めを破るという意味なのか。
勝手な思い込み
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.1

【あクマのピーさん】

タイ全土にはピー信仰なるものがあるらしい。
ピーとは精霊で、良いピーと悪いピーがいるという。
ドキュメンタリーを模した作りの本作では、霊媒師がピーピー、ピーピー言っている。
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るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.7

【修羅シュシュシュ】

修羅のような志々雄に、シュシュシュと切り込む剣心。
伝説の最期編への前振り作という位置づけて、ちょっと印象が薄い。
剣心も腕が鈍ってる感じだし。
志々雄もまだそれほど吠えてない
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.7

【バシっときまる吹き替え無し演奏をサクっと見ておこう】

これが新春かくし芸大会であれば、
「10点、10点、10点、10点、10点」
レベルの熱い吹き替え無し演奏がバシっときまります。
音楽隊におけ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

【陽気な映画が気分を上げる!】

伊坂小説は全部バケーション的に読んでる結構なファンであり、ブラピ映画はほとんど観てるそこそこファンなもんで、公開初日に鑑賞。
伊坂イズムのオフビートなカッコ良さがハリ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

【不運の下での希望】

見事な演出、完璧な脚本、流石の演技。
フランク・ダラボン監督・脚本、ティム・ロビンスの飄々とした姿、モーガン・フリーマンの渋い語り、この3人が揃った奇跡。
物語にグイグイ引き込
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

【決してオトリでは見ないで下さい】

フェイクニュースをお金をかけて作ったような、UAP(未確認航空現象)スリラー。
飛行体の造形なんかは、エヴァンゲリオンファンも楽しめるんじゃないかな。

ただ、登
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

【完璧な1日でした】

BL漫画好きの17歳女子高生うららちゃんと、75歳の独居老人雪さんによる、優しき友情。
趣味嗜好、意気投合、相互理解に年齢は関係ない。
B(ばあちゃん宮本)とL(レディ芦田)の
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

【熱をさませば】

夢があるなぁ。
夢見る少年少女。
西東京の丘陵からの眺望のように、若者の未来は明るく広がる。

そして、誰もが磨けば光る原石。
みんなの中に光り輝く希望がある。
これは、天沢聖司役
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提報者 ES細胞捏造事件(2014年製作の映画)

3.9

【ES細胞はあります!】

2005年に韓国で起きたES細胞捏造事件。
生物学者ファン・ウソン氏よるニセ論文を、韓国文化放送MBCの報道調査番組「PD手帳」が暴く。
この実話を基にした映画です。

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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

【レディ・ランナウェイズ】

グレタ・ガーウィグ監督作「レディ・バード」に触発されて、ケリー・オサリヴァンが脚本を書き、主演までつとめる、34歳独身女性ブリジットの物語。
6歳の少女フランシスをナニー
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.6

【子供だけに見えるもの】

クスノキの大木。
鬱蒼とした森林。
ボロっちい日本家屋。
そんなところに住む精霊たち。
これらは、子供だけに見えるもの。

この映画が素晴らしく、何度見ても飽きないのは、そ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.3

【刺さった!】

アニメ製作過程から、市場への売り込み、他社との競争の裏側までガッツリ見せます。

思い出のアニメ、
思い入れのあるアニメ、
人生を変えたアニメ、
人生を狂わされたアニメ、
そういうア
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島守の塔(2022年製作の映画)

4.3

【萩原聖人・五十嵐匠監督舞台挨拶付上映】

沖縄戦が真正面から描かれます。
民間人を巻き込む容赦なき戦争。
尊い命を失っていく人々に心震えます。

沖縄県知事島田叡(萩原聖人)と沖縄県警警察部長荒井退
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.2

【だってお前はもう渋く清いじゃないか!】

春秋戦国時代。
秦vs魏。
蛇甘平原の戦い。

大平原での攻防の圧倒的スケール感。
先兵として突っ込む躍動感。
奇襲作戦のスピード感。
一騎当千の武将たちの
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ムクシン(2006年製作の映画)

4.7

【アディバ・ヌールさん追悼上映】

これは素晴らしいジュブナイル映画でした。
この作品に出会わせてくれた、アディバ・ヌールさんとヤスミン・ アフマド監督に感謝です。
故人を偲ぶという形になってしまった
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きっと地上には満天の星(2020年製作の映画)

3.0

【きっとフィルマには残念の星】

半地下の家族ならぬ、完地下の母子。
実在した地下コミュニティへの潜入記「モグラびと ニューヨーク地下生活者たち」(ジェニファー・トス著)が原案になってます。
格差社会
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

【ミッション・ジュラシック/失われたベータ】

ジュラシックシリーズの集大成。
前半、特にマルタ島あたりは、ミッション・インポッシブル風に。
中盤、サム・ニールは、インディ・ジョーンズ風に。
後半、新
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.7

【いい!】

海賊団ドーラママの豪快さは、圧倒的である。
ロボットの破壊力は、シンゴジラにも匹敵する。
少女シータの健気さには、パズーじゃなくても、勇気を振り絞りたくなる。
疾走感あふれる展開が観てい
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

【絶対に守りたい命がある】

噴火・火砕流から人間と恐竜が必死のパッチで逃げたり、
Tレックスから採血したり、
恐竜オークションがあったり。
今まで見たことない、人間と恐竜のそんな交わり。
そこには面
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犬王(2021年製作の映画)

4.1

【平家ラプソディ】

室町時代のクイーンを見るようだぜ!
We Will Rock Youのズンズンダン・ズンズンダン。
観客を煽るギターサウンド。
平家の魂あるいは霊魂の叫びを発露するボーカル。
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彼女たちの革命前夜(2019年製作の映画)

3.6

【イケてるイケない彼女たち】

1970年にロンドンで開催されたミス・ワールド・コンテスト。
これを妨害しようとする女性解放運動活動グループを描く実話もの。
原題の「Misbehaviour」がMIS
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.9

【LAbyrinth】

1997年に起こったラッパー、ザ・ノトーリアスB.I.G.の銃殺事件の謎を描く実話もの。
その担当刑事だった元ロサンゼルス市警察のラッセル・プールの捜査・推理と、それを阻むロ
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

4.6

【思い出と共に生きている貴方に乾杯!】

ウォン・カーウァイが製作総指揮なだけのことはある。
香港映画に勢いのあった頃の、高い熱量、粋な雰囲気、若さへの憧憬を感じる。
主人公ふたりが、若かりし頃のトニ
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バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く(2021年製作の映画)

4.2

【横浜&尼崎限定上映】

横浜(シネマリン)と尼崎(塚口サンサン劇場)だけ劇場公開、しかも各1回限りということで、いそいそと鑑賞に出向きました。
いーぞいーぞ、これは大爆笑!

マシンガンおしゃべり炸
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ハーティー 森の神(2021年製作の映画)

3.7

【堂々とした象】

一時期和歌山に住んでたことがあります。
和歌山の紀州弁スピーカーは「ざじずぜぞ」が「だぢづでど」になるんですよね。

例えば、南海電車に「特急サザン」ていうのが走っているんですけど
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.5

【カーネル・パーカーはかく語りき】

エルヴィス・プレスリーの半生を、マネージャーでもあるトム・パーカー大佐目線を交えて描きます。
ショービジネス界の化け物のような、この胡散臭い男をトム・ハンクスが老
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1640日の家族(2021年製作の映画)

4.2

【ママと呼ばないで】

6歳の里子シモンくんと育てのママとの切ない別れ。
生後18か月から1640日(4年6か月)育てて、すっかり家族の一員になってるんで、そりゃー別れは辛い。
戻る家庭はお父さん一人
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ロスバンド(2018年製作の映画)

4.1

【ロックンロールは生きてるぜ!】

好きなドラマーは、
♪ジョン・ボーナム
♪コージー・パウエル
♪スティーブ・ガッド
です。

ノルウェー発の、この青春音楽ロードムービーは、ドラマー少年グリムが主人
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