旅するランナーさんの映画レビュー・感想・評価

旅するランナー

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あちこち旅しながら、チョコチョコ走ってます。18年11月時点鑑賞映画数202本。①ラッキー ②ブルグズビー・ベア ③ボヘミアン・ラプソディー ④ヘレディタリー/継承 ⑤リメンバー・ミー ⑥聖なる鹿殺し ⑦判決、ふたつの希望 ⑧テルマ ⑨しあわせの絵の具 ⑩レディ・プレイヤー1

映画(87)
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私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

4.1

映画試写会@神保町一ツ橋ホール。
フレディの次はマリアです!
カラスによるマリアへのラプソディ。
彼女の歌による告白が明かす、激しく切ない人生。
奇跡の歌声を聴き、伝説に近づける。
オペラファンはオ
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.5

ホン・サンス監督映画特集「夜の浜辺でひとり」@早稲田松竹。
ハンブルクと故郷カンヌンへの女優の傷心旅行とヤケ酒。
キム・ミニとの不倫スキャンダルをネタにしちゃう、挑発的で自虐的な映画作りはゴダール的。
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それから(2017年製作の映画)

3.5

ホン・サンス監督映画特集「それから」@早稲田松竹。
モノクロ画面と切ない音楽で描く、社長を取り巻く痴話喧嘩。
小説を読んでいるような感覚で、行間を楽しみます。
監督の恋愛感・人生観・宗教観が見えてきま
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マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

2.8

映画試写会@アンスティチュ・フランセ。
ロドニー・キング事件他に端を発した92年LA暴動と、巻き込まれていく住民たち。
人種差別へのやるせない怒りがメインだが、ハル・ベイリー&ダニエル・クレイグによる
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監視者たち(2013年製作の映画)

4.0

ファンタジーをモチーフにした様々なジャンルの韓国映画特集③@韓国文化院。
姿なき完全犯罪グループを追う、韓国警察特殊犯罪課監視班の活躍を描く。
経験豊富な班長ソル・ギョングによる指揮・指導・指南による
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.3

ギンレイホール二本立て鑑賞。

元モーグル選手が、セレブ御用達ポーカー賭博で大儲け。
競技コースの先を予測する能力と、人生の先を見据えて大金を手に入れる嗅覚は同じ。
でも、思わぬ障害に躓く癖は直らない
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

ギンレイホール二本立て鑑賞。

ダニエルさん、本当にこの作品で引退しちゃってイイんですか? 
主従関係の逆転をジリジリ見せるポールさんの演出力は流石だし、毒女に精気・正気・才気を奪われていくダニエルさ
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

映画試写会@ソニーピクチャーズ試写室。
スゴい妻愛で、生理用品作りに情熱を注ぐ男。
研究開発、品質第一、顧客重視、営業戦略…モノ作りの基本を教わる。
そして、妖精との出会い。
主人公のメゲない一直線な
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.2

樹木希林さんの生前か没後に観るかで、見え方が変わっていただろう。
没後上映だっただけに、彼女の表情・しぐさ・言葉を一つも逃すまいと集中して観ることになる。
そこから見えてくるのは、希林さんの存在感のさ
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恋愛小説ができるまで(1990年製作の映画)

2.4

銀座エルメスにて鑑賞。
慎み深い女の子をだまくらかして、その展開を小説化していく、ゲスの極み男。
完全に男性目線・男尊女卑で進んでいくのだが、そこはフランス映画、エスプリを効かせたラストが待っている。
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隠された時間(2016年製作の映画)

3.1

ファンタジーをモチーフにした様々なジャンルの韓国映画特集②@韓国文化院。
子供が大人になっちゃう話はハッピーな喜劇が多いけど、今作はかなり悲劇的です。
考えてみると、自分独りだけ成長しちゃうのは辛いだ
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山中傳奇(1979年製作の映画)

3.9

4Kデジタル修復・完全全長版@新宿ケイズシネマ鑑賞。
新日本紀行的壮大な音楽と大自然映像の中展開される、台湾=香港ゴーストストーリー。
パーカッション妖術バトルが生み出すエクスタシー。
悪女に肩入れし
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

実写版オバケのQ太郎と思ってたら、地縛霊版バックトゥーザフューチャーだった。
昼夜お構い無くあちこちうろつくシーツ被り幽霊の絵づらとか、シーツの薄汚れ具合とか...新鮮で面白い。
ルーニー・マーラーが
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.8

脳死について考え、倫理観・死生感・正義感を問われる。
登場人物みんなの立場が理解でき、思いを共感できるため、ずっと心を締め付けられる。
篠原涼子・西島秀俊・坂口健太郎ら役者陣は勿論素晴らしいが、子役た
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バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.4

♪女とみたらばすぐ誘い出す
これはハリウッド・スキャンダルの郷ひろみ。
バグダッドへは、国連の支援金目当てに魑魅魍魎がGO!GO!GO! 
♪お金とみたらばすぐタカり出す
地味な作品だが、製作した真摯
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生きのびるために(2017年製作の映画)

3.5

キネコ国際映画祭@二子玉川ライズiTSCOM STUDIO&HALL。
声優7人がかりで、ライブ日本語吹替え。
感情を入れ込む技を、ゆったりソファーで楽しむ。

タリバン支配下のアフガニスタン・カブー
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青の稲妻(2002年製作の映画)

2.8

北千住ブルースタジオにて鑑賞。
成長する中国の中の若者たちの焦燥・閉塞・苛立ち・不安…
ネガティブでジャンクな作品。
チャオ・タオさんって、昔からダンスしてたんだなぁ…

火葬人(1968年製作の映画)

4.0

チェコ大使館/建国100周年記念連続上映会にて鑑賞。
火葬場で働く勤勉な男が陥る、ファシスト思想とチベット仏教を合体させた冷静な狂気の世界。
灰と塵への浄化という行為に置き換え、ユダヤ人虐殺に加担した
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

胸アツ応援上映@TOHOシネマズ日比谷。
フレディ・マーキュリーの音楽人生の光と影。
クイーンという家族の一員になれ、名曲が生まれる瞬間に立ち会え、ライブエイドの興奮の坩堝に放り込まれ、鳥肌立ちまくる
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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.2

映画試写会@神保町一ツ橋ホール。
上映前舞台挨拶にて吉田康弘監督が「鉄道は駅と駅をつなぎ長く続いていく。家族も同じ」と言う通り、鉄道×家族映画。
鉄道ファンは海辺を走る肥薩おれんじ鉄道に癒され、有村架
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

映画試写会@ユーロライブ。
2018年最後に来た最恐最凶映画。
完璧な悪夢。
完全な悪魔。
完美な悪縁。
見た目だけでも十分ホラーな家族が落ち入る戦慄の展開。
この暗がりの恐怖と、最悪なハッピーエンド
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.8

映画試写会@ユーロスペース。
2018:A Psycho Odyssey、地獄の復讐録、ケイジ・ピークス…
キューブリックも、コッポラも、リンチもひざまずけっ!
コスマトス監督の異次元の才気と、ニコラ
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告別(2015年製作の映画)

3.3

FUN! FUN! ASIAN CINEMA『アジア三面鏡』シリーズ劇場公開記念上映@アテネフランセ文化センター。

肺癌で死を待つ父と、嫌々ながらも寄り添う娘。
鳥は放たれ、馬は落ち、魚は出迎える…
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.9

現代アメリカ映画選集@国立映画アーカイブ。
列車で出逢った男女による一夜限りのウィーン街歩き。
Before iPhoneな恋愛映画。
しっとりけだるく語り合う主演ふたりが魅力的。
人と人が理解し合お
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.5

1970年、幻の映画特集2本立て@早稲田松竹。
忘れられた街での忘れられない記憶。
レジスタンスのリーダーだった父の死の謎を追ううち、明かされる真実。
イタリアの田舎町を美しく切り取る、ベルトルッチ監
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早春(1970年製作の映画)

2.8

1970年、幻の映画特集2本立て@早稲田松竹。
恋に落ちたら突っ走れっ!
血が流れ、赤が強調され、童貞感が溢れる。
セリフがなくて音楽だけのシーンにシビれます。
今夜僕は死ぬかもしれないけど、だからと
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.7

ギンレイホールにて鑑賞。
ウェス・アンダーソン監督が細部まで凝りまくった、凝りまくり過ぎた人形アニメーション。
日本語・英語併記、太鼓と笛による音楽、喧嘩で沸き起こる煙...あたりに日本愛を感じるよう
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

再鑑賞@アンスティチュフランセ東京。

1950年代のサイゴンにある屋敷での奉公人少女と家族の物語。
虫や小鳥など自然音と、ベトナム楽器や室内楽が重なりあい、お伽噺の世界に導かれる。ショパン・ドビュッ
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テルマ(2017年製作の映画)

4.6

両親から精神的に抑圧され、狂信的キリスト教信者のごとく育てられる、思春期少女の持つ恐ろしい能力。
今年最も恐ろしく美しいホラー。ノルウェー版スタイリッシュキャリー。じわじわ来るゾクゾク感。
ノルウェー
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.8

北千住ブルースタジオにて鑑賞。
母の変わった遺言、父と兄を探して手紙を渡すこと。
中東での母の人生を辿る旅、その生き様は壮絶なものだった。
愛も憎しみも押し流す部族間・宗教間対立の情け容赦無さに圧倒さ
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恋多き女(1956年製作の映画)

2.8

ジャン・ルノワール監督映画特集@早稲田松竹。
兎にも角にも、イングリッド・バーグマンの笑顔の魅力に尽きます。
雑踏で揉みくちゃにされたり、ダラダラ喜劇に付き合わされてたり、かなり雑な扱いを受けているけ
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大いなる幻影(1937年製作の映画)

3.0

ジャン・ルノワール監督映画特集@早稲田松竹。
第一次世界大戦下、フランス軍人による、ドイツ軍捕虜収容所からの脱走劇。
逃走シーンよりも、貴族階級の誇りや市民階級の葛藤など人間描写に重きが置かれています
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肉体と悪魔(1926年製作の映画)

4.0

サイレント映画特集~活弁とピアノ演奏による三人三夜~@ギンレイホール。
愛情と憎悪の狭間の懊悩、許されぬ愛と強固な友情の間の葛藤。
まさに悪魔が創り出したが如く、22歳のグレタ・ガルボの危うい美貌に主
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あいあい傘(2018年製作の映画)

3.5

映画試写会@一ツ橋ホール。
25年ぶりの父娘の再会をコミカルに切なく描く。
あいあい傘に助けられ、愛し愛され方を教えられ、人生の歩み方を学び、縁の深さに気付かされる。
惚れてまうやろ、メアリージュン!
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アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

3.5

映画試写会@一ツ橋ホール。
ペプシCMの映画化。
NBAスーパースターとコメディースターが絶妙に絡んで、ギャグ満載・バスケテク迫力満点の大満足バスケ映画になってます。
特に、主演カイリー・アービングが
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.0

ギンレイホールにて鑑賞。
確かに、辻一弘氏による完璧な特殊メイクを施しての、ゲイリー・オールドマンの熱演は見応えがあります。
でも、言ってることは、挙国一致、国民総玉砕、欲しがりません勝つまではです。
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