障害者のアーティストのドキュメンタリーでありがちな「天才障害者の神性」を描くのではなく、
家族と花子さんの、当たり前になっている1人1人の日常を、同じ高さで愛と敬意を持った目線で描いていて、観終わった頃には気付けば登場人物みんなに愛着を抱いてるという。
お母様が花子さんに対してどんな感情を抱いているのか、おそらくそれは多くの母親が娘に対して抱く愛情と同じだろうけれど、その普通に娘を可愛いと思う気持ちを、映画を観ることで疑似体験させてもらえた気がする。
ただ無条件に、ずっと育てていてずっと一緒にいる家族は(色々あるけど)かわいいものだ、以上!…というなんでもないことを描いたのが大切なことではないかと思う。
桃子さんが大丈夫か、それが一番気になった。