まりも

シャイニングのまりものレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.8
小説は既読、かなり怖かった思い出があって。。の鑑賞。
ビビリなので始終怖かったが、しっかり現実的な面(ホテルから出られないーとか)は押さえつつ、怖さの演出が丁寧で、さすが名作。。という印象。

■怖さの表現の仕方が秀逸。
小説の怖さとはまた違う色があった。カメラワークと、BGM、登場人物の表情で、分からない何かを表現する。
人物の後方を追う形で、その人物の視点を追体験するイメージングで、ホテルの空間を体感し没入させつつ、それらの要素で間接的に未知の何かを予期させ、鑑賞者に宙ぶらりんの気持ち悪さ・怖さを抱かせる。
それがとても丁寧だった。

■登場人物、特にジャック・ニコルソンの演技の巧さ
どんどん狂っていく様がねー。いやほんと良い。いい感じに怖い。。
ほかの主要人物(といっても、奥さんダニーと料理人)の演技というか顔芸と恐怖の演出か。が素晴らしく、一緒にパニクリそうになりました^_^;

■説明するしない部分の塩梅の巧さ
すべての真相は結局わからなかったけれども、色々と想像できる仕掛けは多く、それまた色々な解釈の余地があり、名作といわれる所以なのかなーと思った。

ドクタースリープも観に行くかなー。
ホラーは苦手ではありますが、楽しめた。。と思う!
まりも

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