じゅぺ

ガメラ 大怪獣空中決戦のじゅぺのレビュー・感想・評価

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)
3.6
じつは平成ガメラ初鑑賞。空飛ぶ姿がどうにもダサくて好きじゃなかったのですが…なかなかにリアルな設定、演出が多くて面白かったです。

とくに最近ではほぼ主流となった怪獣をしっかり災害として描く手法。阪神大震災の記憶が生々しい1995年に公開された作品ですが、今みてもその非常事態感がしっかり出せていると思います。今度の新作は311のトラウマと重ねる演出は必ずあるはず。どうなるか楽しみです。

ギャオスの捕食シーンが意外にしっかり映されていましたね。グロいってほどでもないけど。嫌悪感を煽る感じ、とても好みです。それだけガメラを応援する気持ちも高まるってもんです。加えて半壊した東京タワーの上に立ち夕陽を浴びるギャオスなど、象徴的な画も多かった。怪獣をカッコよく映すのはこのジャンルの使命ですから。そこらへんの文法はしっかり抑えられていますよね!

主演の女の子(名前忘れた)はもう少し演技頑張って欲しかったところです。勾玉の影響でガメラと身体へのダメージがリンクするわけですが、切り傷以外たいして怪我してないのはどうなんでしょう。ガメラが空から落っこちたら「あ、腰。イテテ…」ぐらいあってもいいですよね。
本田博太郎はいつも通りの役回りでした。

通して見て感じたのは「ギャレゴジと一緒だ!」ってこと。自然のアンバランスを是正し、破壊者の面と正義の味方の面を併せ持つ。その圧倒的な力に人類は命運を委ねざるを得ない。ガメラの方がヒーロー感が強いですが、近いものを感じました。そのうち他の2作も見ます。