金魚鉢

ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語の金魚鉢のレビュー・感想・評価

4.0
Pavementの歴史が知りたくて観ました。彼らのローファイな音楽性の由来なども語られていましたが、それ以上にとにかく“ギャリー・ヤング”という男の波瀾万丈な人生そのものがドキュメンタリーの題材として完璧。破天荒に生きる彼の自由奔放さの中には、唯一無二で誰も真似できないアイデンティティや度胸に対する少しの羨ましさと真似してはいけない教訓が詰まっていた。アル中・薬中、目立ちたがり屋のヒッピーでも人々から愛される生き様は、途中からドラムの腕が確かなことが勿体無いことなのか、それによって立場を取り返せているのか途中からわからなくなる。観ていくうちにそんなことを考えること自体が野暮だなと思った。関係者が語るようにすべて含めてギャリー・ヤング。
金魚鉢

金魚鉢