PERSPECTIVE

センチメンタル・アドベンチャーのPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

4.8
クリント・イーストウッドはアクションではなく、人間ドラマの監督である。このことを痛感させる一本。ブルース・サーティスの映す美しき闇に、カウボーイになってしまった彼の音楽への野望が見えてくる気がする(そしてその夢は映画通り息子カイルに託されるのである)。

この手のドラマにありがちな「最後に成功して潔く死ねました!終わり!」みたいな感じではなくうげえうげえと苦しんで死に至るところまで見せきるところにイーストウッドという作家の面倒くささと生真面目さを感じてしまう。
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