あんな上司になりたい。あんな上司になってはいけない。不思議と身近な会社生活に投影しながら感情移入させられた。そして中盤における彼らたちの退場即ち世代交代も。前半ではいかにもすぐに殺されてしまうような薄っぺらい悪役だったあの男がいつのまにか最強にして最恐のラスボスにのし上がっていた事に驚き。ひとつの映画内であれだけ出世した悪役は見たことがない。それにしても本当に強かった。気功ってあんなに強いのか。なかなか弱点が見つからない気功に対して主人公たちが一丸となり仲間力によって打破する姿に痺れた。面白かった。(新宿バルト9)