きゅうりのきゅーたろう

ゴミ屑と花のきゅうりのきゅーたろうのレビュー・感想・評価

ゴミ屑と花(2023年製作の映画)
3.8
自衛隊でパイロットとして働いていた尾崎はあるトラウマを抱え退職、家族のもとへ戻りごみ収集員として働いていた。先輩の花のOJTのもと仕事に従事する中で仕事の大変さ、市井の人からの視線を経験する…というお話。


思いがけず舞台挨拶付きで鑑賞。
奇しくも最近ごみ収集員の人たちを蔑むようなツイートが話題になってましたね。

この世の中にはマジで死ぬほど想像力の無い人間は存在するし、そういう人たちにはどう諭しても無駄やし、ほんとつくづくきちんとルールを守ったり配慮できる人が割を食うことがしばしばあることが鬱。

(他の国は知らんけどという前提で)この国には特にインフラを始めとする社会になくてはならない仕事に従事するブルーカラーの人たちが軽んじられがちだが、そのことに一度目を向ける機会になりうる意義ある映画だと思います。

自主映画ということもあり、実際のごみ収集会社が協力に入っていたりとバックグラウンドにも応援したくなる要素満載でぜひ多くの人に見てほしい。
前職をあまり一般的とは言えないパイロットにした理由はちょい気になるところ。