パン

空の神兵 陸軍落下傘部隊訓練の記録のパンのレビュー・感想・評価

4.4
戦時中の日本が作った戦意高揚目的の映画ではあるが、映像的に史料価値も高いし中々衝撃の内容だった。
空挺部隊を描いた作品で上官の部下への指導もどこか愛があるような気がした。
まあ「カメラの前だからそうしてんだろ」って言われたらそれまでだけどw

まるでサーカスのような屋内での宙づり訓練とか観てるこっちがヒヤヒヤする。
落下傘降下って訓練の段階でも相当怖いだろうね。
エリート部隊だし並みの人間には真似出来ないと思う。

日本の始めた戦争が良いとか悪いとかは抜きにしてたまにはこういう映画を楽しむのも悪くないと思う。
何気に火炎放射器や重機関銃まで空中投下出来ることに驚いた。
日本兵って映画の世界じゃいつも火炎放射器で焼かれる描写ばかり出てくるけど実際は自分たちも敵兵を焼いてたんだよな。
装備として存在してて使われていたんだしさ。

他にも日本軍はジャイロコプターがあったり水陸両用戦車があったり世間のイメージよりは色々な武器や兵器を使っていた。
意外と日本人ほど日本軍のことをちゃんと知らないよね。
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