ダース米田

ホビット 決戦のゆくえのダース米田のネタバレレビュー・内容・結末

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ついに故郷へと辿り着いたトーリン一行。立ちはだかるスマウグを倒し旅は終わりを迎えたかに思えた…
しかしトーリンの心には邪悪な思想が芽生え始め、ビルボも不信感を強めていく。さらに彼らの元へオークの軍勢が忍び寄る。またエルフや人間達も姿を表し、大規模な戦いが始まろうとしていた。
一方、囚われの身となったガンダルフを救うため、エルロンド達が立ち向かう。

ホビットシリーズ完結編です。
前作のぶつ切りエンドから直結する開幕に加え、スマウグとの戦いは序盤であまりにもあっさりと片が付いてしまいます(笑)
そして中盤から最後まではひたすら戦い続けるだけの内容となります。まあでも5つの種族が入り乱れての大混戦は単純にスケールがでかくて面白いです。そして相変わらずレゴラスは大活躍。

本作ではサルマンが途中から全く登場しなくなります。しかしロード・オブ・ザ・リングを見てきた人なら、彼のその後の動向は用意に予測できるはず。ロード三部作へのつながりはバッチリと描かれました。

前述の通り壮絶すぎる戦いが繰り広げられますが、最後は妙にあっさりと終わった感は否めません。「王の帰還」に比べると非常に軽すぎるラストになっています。
それに主人公ビルボの三部作通してあまり活躍しておらず、「やっぱり主人公はトーリンだったな」という感想に行き着きました(--;)

とりあえずロード・オブ・ザ・リングシリーズへの繋ぎはしっかりしていました。しかし一つの作品としては色々と不満点も少なくなく、もう少し詰め込みがほしかった印象です。
ダース米田

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