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永遠のモータウンのsaccharinのレビュー・感想・評価

永遠のモータウン(2002年製作の映画)
4.7
世界最高峰の音楽レーベル「モータウン」

スティービー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、シュプリームス、ジャクソン5、テンプテーションズ、、
ヒット曲星の数ほど。
ビートルズ、ストーンズ等レジェンドアーティストへの影響大。

その音楽を演奏してたミュージッシャン集団ファンクブラザーズ。
レコード屋にインタビューしにいって「モータウンは好きか?」と尋ねるとみんな「好き」と答えるけど、「演奏してる人達は知ってる?」と聞くと全員「知らない」

そんな成し遂げてきた栄光、業績に比べてあまりにも知名度、評価が低い偉人達にスポットライトをあてた映画。
音楽とその男達の友情について。
黒人だけかと思ったら、白人も結構いるのが音楽の実力だけで選んだんだなぁと思わせられる。

とにかく音楽が最高。
これがR&Bだしソウルだしファンク。
中でもベースのジェームス・ジェマーソン。
多分ポール・マッカートニーのベースに1番影響を与えた人。
メロディアスで音数が多くてグルーヴィなベースといったらこの人。
もう亡くなってしまったんですけど、息子(ベーシスト)が出てきて「親父は魂を入れて弾けと言っていた」
最高ですね。

マーヴィン・ゲイのwhats goin onである種頂点を迎えるんですけどそこで初めてミュージシャン達の名前がクレジットされるのが本当の映画みたい。
そこからの結末もさらに映画。

今では流石にちゃんとファンクブラザーズも評価されてると思うのでホッとします。(昔よりは)
SNS時代なら誰でも個人レベルから発信出来るんですけどね。

誰が見ても楽しめる音楽ドキュメンタリーです。
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