そのラストやりたかっただけやろ案件。
間違いなく前作よりリッチなルックの呪いに成長しています。
序盤の流れるような展開からのオープンニングタイトルまでの速度感をみる限り、パーカー・フィン監督にはアクション撮ってもらいたいなぁと思ってしまいます。
本作は映画的な省略の仕方が格好いい。例えばエレベーターのドアが開くと、主人公がバーに向かって歩く姿を上から撮るショットになっているとかキマっている。
この上手い映画的な省略が観客を惑わすとともに、主人公の時間感覚が狂っていることも表しており巧みだった。
前作のほうが仕組みがわかっていなかったこともあってJホラー味が強く怖かったが、映像的な面白味はナオミ・スコットの美しさや歌唱・ダンスパフォーマンスも含めて今作のほうが数段上。
パーカー・フィン監督にはもっとビッグバジェットの作品に挑戦してもらいたいなと思います。ていうか、劇場公開してくれ。