このレビューはネタバレを含みます
重たい映画だった。
何のために生きるのか。生きる意味とは何なのか。
大切なものがあって、守りたいものがあって、どうしたらそれらを守れるのか。
危害を加えられないようにすることだけが守ることではなく、望みを叶えてやることだけが守ることではない。
それならば、自分がしてやれることは何なのか。そもそも、それは自分自身を差し置いてまで守りたい大切なものなのか。
葛藤は数多く存在し、悩み抜いて導き出した答えも倫理や社会規範、法律に合致するとは限らない。
重く、切なく、救いようのないことも多い。しかしそれが人生なのだ。