12月18日はフジテレビ系列のドラマ
「ゴーイングマイホーム」の最終回が放送された日です！(2012年)
その13周年という節目(中途半端)を祝うべく
主演の阿部寛さんに敬意を表しつつ
大下弘さんについての作品を見てみます（無関係）


「ゴーイングマイホーム」(略称ゴマホ)
懐かしいな～！見てましたよ～！
ほとんど覚えてないんですけどね（痴呆）

ただそのドラマを見ていて
これは大勝利の配役だな…と思ったのが
吉行和子の娘役がYOUだったことですね！
ふたりがカスカスの声で話すシーンは
テレビ誌に残る名シーンと言われているとかいないとか（言われてません）

そして…！
主題歌が槇原敬之さんということで
今日もクスリネタに突入して
酒井法子さんへと話が移行することを
誰も止めることができないのでした（雑＆止めたらええやん）


というわけで
このドラマの中で起こる現象も
クスリが見せる幻覚だよね？と思いつつ
いざ視聴開始です！

（ネタバレあり＆ダラダラ箇条書き＆ウィキの情報を補足しまくりです）

映画版とテレビ版とがあるのかな？
フィルマークスには81分と表記されていますが
50分バージョンを視聴しました



青バットの大下！なんて呼ばれていた強打者で
「週刊ベースボール」の創刊号の表紙をかざった選手
ということは何となく知ってたのですが
ちょっと観る前に軽く調べておくことにします
（早よ本編を見てください）

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打球をポンポンと簡単に飛ばすことから
「ポンちゃん」と呼ばれていて
美空ひばりと並ぶ終戦直後の日本における
国民的スターであった
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なるほど…
戦後ニッポンはヒロポン中毒のひばりと
ポンちゃんがスターだったのか（やめとけ）

つーかさらに深堀りをして調べてみたのですが
（早よ本編を見てください）
なんと！
大下さんのお母さんもヒロポン中毒だったのでした…
（早よ！！！）



…というわけで頭の中が「ポン」だらけになりつつ
今度こそいざ視聴開始です！



まずは大下選手が放った
日本プロ野球史上最大飛距離の
約170メートルのホームランについての証言から始まります

その衝撃的な場外ホームランを打たれた野口正明投手は
日本プロ野球史上最長試合の28回を完投したことで知られる
これまた伝説の投手ですね！
点差が開いた試合で
ある言葉をかわして
駆け引きがあったその直後の出来事だったと
この一打席この一球の裏側が語られます
のっけから面白いのう…
ワックワクです！

翌日の新聞には大下のチームが大敗したにも関わらず
この勝敗に関係のないホームランについてが
大きく取り上げられてたのもすごいことですね

昔の話ですから
この場外弾も少し大げさに語られてるものなのでは？
と思ったのですが
その打球が落ちた場所を実際に目撃したという証言者が出てきます
次の試合の準備をして待っていた杉下茂投手です
杉下といえば魔球フォークボールの使い手の元祖…！
伝説の一打の当事者がもうものすごいメンツです

戦後の質の悪いボールが170メートルも飛んだということで
今も語り草の一打なわけですが
現在では2005年の西武ライオンズのカブレラ選手の180メートル弾
（相手投手は三浦大輔）が記録となっているようです
カブレラにはステロイド使用疑惑があったから
なんかちょっと納得いかないんですけどね
おクスリの話とかやめてくださいよ！と言いたいです（お前が勝手に始めたんやろ）

えーっと…
大下という選手はホームランの魅力というものを
世に知らしめた人物でもあって
中島治康が11本でホームラン王となっていた時代に
20本のホームラン記録を達成して大フィーバーを巻き起こしています
最後の20本目以外はすべて振り回して引っ張ってのホームランだったそうで
当時はたたきつけるバッティングが良いとされていた時代でしたが
そうやって安打数を重ねていた川上哲治も
大下のそんな打撃に魅了されて大きく振り回す打法に変え
25本で記録を更新しています
こんな限界突端な記録争いを見せられたら野球少年は熱狂しますわ…

知将・三原脩監督は
大下・川上・中西・王・長嶋の5人こそ
日本プロ野球史上最高の打者と断言し(おそらく1980年ごろの発言)
中でもひとりと言うと大下の名前を挙げたのだそうです
通算本塁打数では201本と他の選手と比べれば
数字的には差があるのですが
リーグ全体で211本のホームランが出た年に
その約1割にあたる20本を打ってのホームラン王は
やはり規格外！（この記録は2011年に西武の中村剛也が454本中
48本で2011年に更新するまで65年間にわたって日本記録）
壁をぶち破った大下がいなければ
あとに続くものもいなかったという評価も含んでいると思われます
（個人及び狂人の見解です）

さらには7打数7安打(延長戦無しの9イニングでの達成)の日本記録とか
打率.383でホームラン26本とか…キチガイかな？（誉め言葉）
この年の打率2位は蔭山和夫の打率.315で
打率差.06854は今も日本プロ野球歴代1位の記録！
（それに続く記録が1994年のイチローとカズ山本の.06794差）
その当時の水準から飛び抜けてる…
それが大下という選手の特徴のようです

補足しておくとライバル川上選手にも飛び抜けた記録がありまして
1941年に.310で首位打者に輝いた年の2位の打率が白石敏男の.267！
そんな打低の時代の3割打者だなんてやっぱり打撃の神様ですなあ…

さらに言うと（早よ本題に戻れや）
その2位の白石敏男は生まれつき右目の視力が弱かったとのこと…
また投手に1球でも多く投げさせるために２ストライクまで打ちに行かない
という決め事もあったようで
それでもその成績を残したわけですから低く見えるその数字も
誇れる記録なのでした
そして白石と言えば守備の名手でもあり
当時は両手で取りに行ったり正面でキャッチすることが基本とされている中
逆シングルキャッチを披露して守備範囲を大きく広げ（どこまで脱線すんねん&脱線話も大きく広げないでください）



えーっと…
「大人になると子供と遊ぶのがばからしくなるという人もいるが
それは子供心にかえるのが恐ろしいから言うのであろう
自分は子供の世界に立ち入って
童心にかえって夢の続きを見たいから
一緒に遊ぶことが好きだ」
なーんてなんだかステキな発言を紹介したかと思いきや
夜遊びしまくりの話も併せて紹介とか…
奥さんが笑いながら語ってるからまあいいのかな…
大下自身も「夜遊びしなければもっと打てた」
なんて言ってたそうですね…
4割打者の可能性もあったのかな？

家のカギも開けっ放しで
いつでも少年たちが遊びに来れるようにしてた（←これは作品以外の記事からの情報）
というほど
野球少年たちと遊び語らうことが大好きだったのに
選手生命を脅かすケガの治療中には
気が滅入って少年たちの相手をしてやれなくて
彼らを傷つけてしまった…
なんて話も大下選手を物語るエピソードでしたね
自分の活躍についてよりもチームメイトの頑張りを褒め称えるし
チームとか野球全体とか
そして野球の未来とかを常々考えてたんだろうなあ…

伝説の稲尾４連投４連勝の日本シリーズでも
ケガの影響か19打数2安打と沈んでしまった大下が
翌年の再起をかけて
デビュー当時の青バットを再び注文しようとしたときに
チームメイトの豊田がそれを咎めた…
という話も紹介されたのですが
その真意がちょっとわかりにくかったかな…
過去の栄光にすがるみたいなことをやめてほしかったってことかもだけど
そんな悪いことでもないような？
ファンは喜んだと思うけどな～

そして監督時代は
「サインプレー無し」「罰金無し」「門限無し」の
３無主義でチーム作りをするもチームは低迷し
途中休養で解任させられる大下さんなのでした（そりゃそうだ）

まあ実際は球団のえらいさんが考えた方針で
巨人の管理野球に対するアンチテーゼだったそうですが
実際に監督としての手腕にはやはり疑問が残る点が多々あり
代打に誰を使うか決めあぐねて
じゃんけんで決めさせていたりしたそうです（あかん）

ただ名将・西本幸雄は
「全員がプロというものを自覚して
究極を極めれば３無主義でも勝てたはず」と評価していたし
実際うまく歯車がかみあって勝ち続けていた時期もあったので
たぶん土台を作ってからなら
面白いチームになったんじゃないかな？
その後コーチとしては長崎慶一・山下大輔を一流選手に育てた実績もあり
采配を振るうよりも地道に指導するほうが向いていたのかもしれません



まあ結論的には…
あらゆる遊郭にサイン色紙を残していった話は
さすがにこの放送ではしていませんでしたので
みなさんもそのことは忘れてあげてくださいネ！と思う作品なのでした（じゃあ書くなよ）

（余談）
張本勲が自分の方針にはっきりとは従ってくれなかったため
腕を切って血を見せて「これが私の気持ちだ！わかってくれ！」
と懇願した話も放送されませんでした
場外ホームランのシーンは再現する演出があったのに
こんな面白キチガイ騒動のほうは再現してくれないなんて…
残念なところでした（変なとこで残念がるなよ）