よるこ

エリン・ブロコビッチのよるこのネタバレレビュー・内容・結末

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ミスコンの女王でシングルマザーで二度の離婚歴、仕事も金も学歴もなし、子供は三人。
絶望的な状況の中、医師に猛スピードで車で突っ込まれ、訴訟になるが、彼女の経歴や口の悪さ、印象の悪さで当たり屋だと思われ、勝てたはずの裁判も負けてしまう。

負けたやる気のないおじいちゃん弁護士の事務所に押しかけ、無理やり雇ってもらうことになる。
ある日、プロボノ(無料奉仕弁護)の書類の中に、不動産買い上げなのに健康診断書が入っていることを不審に思い、調べ始めたことからPE&G社という巨大企業が住民を騙し、有害な六価クロムを地下汚染させていたことがわかってくる。

エリンは子供の面倒を見てくれるようになった隣人のバイク野郎と恋人になり、彼に世話を頼みながら、途中で逃げられたりもするも、訴訟に奔走し、住民に寄り添い、調停の同意を全員およそ640人分集め、証拠まで取ってくる。

引退する気だった弁護士も彼女をバカにしていた協力事務所の面々も、エリンに突き動かされ、最終的に3億3300万ドル(約374億円1573万円)の史上最高額の賠償金を勝ち取る。
そして彼女も200万ドルもの大金を手にする。

彼女のたくましさが巨大企業のずるさと対称的で、見ていてすごく勇気をもらえる、胸が熱くなる物語だった。
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