ギルヲ

人生模様のギルヲのレビュー・感想・評価

人生模様(1952年製作の映画)
4.1
オー・ヘンリーの掌編5作を豪華キャスト、売れっ子監督で映画化したオムニバス。
『最後の一葉』と『賢者の贈り物』はあまりにも有名なストーリーなのに改めて映像で観ると登場人物が皆暖かくて小説とはまた違う感動がありました。
『警官と賛美歌』の皮肉な結末、『クラリオン・コール新聞』のサスペンスと洒落た結末、『赤い酋長の身代金』のドタバタコメディっぷり、すべて良質の仕上がりです。
リチャード・ウィドマークの笑い声、マリリン・モンローの純情そうな、それでいてわけありそうな風情は特に印象に残りました。
『怒りの葡萄』『エデンの東』で有名な文豪ジョン・スタインベックがナビゲーターとして出演してるのも貴重かと思います。
原題は”O.Henry's Full House” フルハウスってポーカー用語だと思ってたんだけど、こんな風に使うのか。ちょっとかっこいい(笑)


 
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