人生模様の作品情報・感想・評価

「人生模様」に投稿された感想・評価

Ryo

Ryoの感想・評価

4.2
皮肉とユーモアの結晶。誰もが知る名作の素晴らしきストーリーを映画で堪能。

伏線とオチが極上 短編小説の神様 オー・ヘンリーの傑作を映画化。

1950年代当時の20世紀FOXにおける豪華キャストが集まった作品。巧みな人物描写が際立つアンソロジー映画となっている。

最初の物語「警官と賛美歌」では、まだ無名の頃のマリリン・モンローが登場している。彼女の美しさは、既に健在していた。

チャールズ・ロートンは、1932年にアカデミー主演男優賞を獲得。

リチャード・ウィドマークは、手塚治虫の作品に登場する冷酷な悪役 「スカンク草井」 のモデルにもなった人物。
また、余談だが、吹き替え版を担当する 大塚周夫(メタルギアのビッグボス役 ソニックシリーズのDr.エッグマン役 キングダムハーツのマスター・ゼアノート役 etc.) は、当時ウィドマークの吹き替えを自らテレビ局に打診をしていたそう。実際亡くなるまでの間、ほぼ専属で吹き替えを担当している。

どのショート・ストーリーも鑑賞後、余韻に浸ってしまう様な心に響く展開となっており、緻密に計算された彼の作品は、観るものをグッと引き込む。

特に「最後の一葉」と「賢者の贈り物」は、日本でも有名なストーリー。改めて、映像で観る事で物語の良さが分かる。

そして、オー・ヘンリーの短編からインスピレーションを受けた映画が多いんだなと感じるものでもあった。

その他、小説家である ジョン・スタインベックがストーリーテラーとして、さりげない良さを放っている。

音楽は、20世紀FOXのファンファーレを作曲した事でも有名な アルフレッド・ニューマンが担当。ちなみに、このファンファーレは現在でも使用されている。
原作O・ヘンリー、ナレーション:ジョン・スタインベック。チャールズ・ロートンやマリリン・モンロー等キャストが豪華。
1、2、4がよかった。
ホークス担当の「赤い酋長の身代金」は、2人の悪党が小さな子供にいじめられる楽しい話。熊が出てきます!
O・ヘンリー原作の5本のオムニバス映画。原作の面白さもあってか、粒ぞろいでどれも面白かった。
1話「警官と賛美歌」劇場では一番ウケていた。
2話「クラリオン・コール新聞」O・ヘンリーなのにサスペンスなのが意外。
3話「最後の一葉」姉が絵に気付く部分が良かった。
4話「赤い酋長の身代金」ハワード・ホークスに合った話だと思う。腕白な子供の肝の座り具合がすごい。
5話「賢者の贈り物」コテ?を火であぶって髪の毛を巻く場面がある。
スタインベックがナレーションと出演もしている。

「ハワード・ホークス監督特集II」@シネマヴェーラ渋谷
みつば

みつばの感想・評価

3.4
オー・ヘンリーの短編で構成されたオムニバス。
有名な「最後の一葉」や「賢者の贈り物」も収録。
何気に豪華。
「最後の一葉」は映像化されるとさらにウルッときてしまう。

人生のちょっとした皮肉と、ほっこりする幸せがサクッと楽しめる作品。
アメリカが誇る短編小説の巨匠オー・ヘンリーによる5つの物語をオムニバス形式で、豪華俳優陣および当時の名監督で撮り上げた意欲作。ここまでストレートなヘンリーの映像化作品は比較的珍しいと思うので、英文学専攻の方は特にオススメです。

【1.警官と賛美歌 / 監督:ヘンリー・コスター】
とあるホームレスが行き場を失い、厳しい冬を越すためにあの手この手で逮捕されるべく様々な罪を犯すが...。名優チャールズ・ロートンがホームレスの悲哀を時にコミカルに演じています。某シーンで号泣する場面が悲しいはずなのにちょっと滑稽に見えて笑っちゃう(笑)。いつの世も賛美歌は人の心を癒し、律するものなのだとしみじみ。デビュー間もないマリリン・モンローも出演!

【2.クラリオン・コール新聞 監督:ヘンリー・ハサウェイ】
善良な刑事のバーニーと悪人のジョニーはかつて幼馴染だったが、とある殺人事件の犯人がジョニーだと分かり逮捕を試みる。しかしバーニーは以前彼に金を借りたままになっており、正直な性格が邪魔をして逮捕ができず...。
すごく甲高い声のいかにも悪人な笑い声を放つこの男性、他の誰でもない若き日のリチャード・ウィドマークでした!後の威厳溢れる紳士や悪役からは想像つかないチンピラっぷりが楽しめます(笑)。

【3.最後の一葉 / 監督:ジーン・ネグレスコ】
言わずと知れたヘンリーの代表作の一本をネグレスコが映像化。病に伏している若い娘が自らの命を窓の外の枯れ葉に例え、死を憂うのですが...。先日観た『ジョニー・ベリンダ』が素晴らしかったのですが、本作もウルッと来る秀逸な感動作。アン・バクスターがあまり不健康な印象がなく強い女性のイメージが強かったのが残念!(笑)

【4.赤い酋長の身代金 / 監督:ハワード・ホークス】
とある小悪党コンビが地元の有力者の息子であるわんぱく少年を誘拐。しかしこの少年、只者ではなく...。痛快喜劇をホークス節でサクッと調理!主役のレヴァントとアレンも最高でしたが、少年の両親の淡々とした演技に爆笑しました。

【5.賢者の贈り物 / 監督:ヘンリー・キング】
こちらも有名なお話。貧しい夫婦が互いのクリスマスプレゼントを用意するべく試行錯誤。展開が分かっていても思わずホロリとなるのは名作たる所以。ジーン・クレインがとにかく美しかったです。

という感じで、それぞれの監督の個性が光りつつも、ヘンリーの原作には忠実に映像化している点が素晴らしかったです。笑える話、スッキリする話、泣ける話が詰まっていて気持ちがリフレッシュできる作品でした!
短編小説の名手オー・ヘンリーの代表作をハワード・ホークス、ジーン・ネグレスコら米国の著名監督がそれぞれエピソードを担当して5話オムニバスで映画化。

病弱で窓外のツタの葉が散るたびに自分の命が削られていく気がすると嘆く女性に対し、売れない画家ベアマンがとった行動を描いた「最後の一葉」、貧しいが深く愛し合う夫婦がお互いの大事なものを売ってでもXmasプレゼントを贈ろうとするストーリーの「賢者の贈物」など、笑って泣けて心温まるオー・ヘンリーの短編映画で、1話ごとにコンパクトにまとまっていてなかなか良い作品にめぐりあえました。
「警官と賛美歌」「The Clarion Call」「最後の一葉」「赤い酋長の身代金」「賢者の贈り物」といったオー・ヘンリーの素晴らしい作品群を5人の監督による映像で楽しめる喜び。
オー・ヘンリーの人気作品で、有名監督がメガホンを取り、有名俳優が出演し、著名な作曲家が音楽を担当し、解説はジョン・スタインベックというお楽しみ映画のような作品
BTGRR

BTGRRの感想・評価

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冒頭ワンシーンだけ映る『とりもどされた改心』が観てみたかった。
『最後の一葉』は映像になると一段と泣ける。
Fumie

Fumieの感想・評価

3.5
Oヘンリーの有名な短編5話。
どれも昔読んだから、内容は分かっているけど、映画にすると、また、違う印象で、感慨深いです。
購入放置DVDで再鑑賞。

オー・ヘンリー最高!

やはりお気に入りは以前観た時と同じく
『最後の一葉』と『賢者の贈り物』でした。

時折ドラマや映画で、オー・ヘンリー作品の引用やオマージュを見つけることがありますが、
『最後の一葉』に関しては、ドリフのコントでコメディにされていたのを観た記憶があります(笑)