20年以上前と結構古い映画です。
ヴィン・ディーゼルと言えば「ワイルド・スピード」シリーズですが、この作品は「ワイルド・スピード」の1作目の前年のものです。
はっきり言って劣化エイリアンです。
未知の惑星で人食いモンスターに追われ、どんどん仲間が減っていく中、脱出を目指すというSFではよくある話です。
ヴィン・ディーゼルは輸送中の犯罪者という役どころで、夜でも目が見えるという能力がある。
しかし、この能力が話を面白くする要素にはなっておらず、いたって平凡なSFモノで終わってしまっている。
予算もあまり使われいる感じがしないし、それほど期待された作品でもなかったようだ。
予算のせいで派手なアクションシーンは無理だったのか、または15年前ともあってCGの技術がまだまだだったせいなのか分からないが、敵のエイリアンがお粗末で全然迫力がない。
リドリー・スコットの「エイリアン」が撮られたのが1979年。
今よりずっと技術が無い時代だったが、暗闇を姿を見せずに徘徊するエイリアンで恐怖を盛り上げる演出を勉強してから撮ってほしいものだ。
