TakayukiMonji

男性・女性のTakayukiMonjiのレビュー・感想・評価

男性・女性(1966年製作の映画)
3.7
ゴダールマラソン。
60年代ゴダールの後期、66年作。

これは先日観た「ママと娼婦」にも通じる男性と女性の関係性。奇しくも、ジャン=ピエール・レオが主演。
でも、ゴダールはもっと自由にやりたい放題やってるな。女子学生にインタビューするシーンの挿入だったり、歌い出すシーン、政治的メッセージの挿入だったり。
相変わらず会話の噛み合わない感じが拷問のように映る。主人公は一方的な思いをレコードに焼き付けるが決して届かない。
思想と感情の違い⁈
夢を描く男と、現実的な女。それでいて、気まぐれに感覚的な女。今作もこの作品の固有名詞の男女ではなく、フランスの男女と思想を絡めて総体的な描き方。

まあ、例の如く、対して真髄はわからないのだけど、シャンタル・ゴヤが美しいことで色々と成り立ってる。
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