ショコラ

男性・女性のショコラのレビュー・感想・評価

男性・女性(1966年製作の映画)
3.0
60年代、ベトナム戦争中の混沌としたフランス。

兵役上がりで、出版社勤務のポールと、新人アイドル歌手マドレーヌのドライな恋愛。

彼のトイレの洗面所での口説きには、正直退いてしまった。

突発的なシーンや、反戦行為、ドキュメンタリータッチのインタビューを挟みながらの斬新な映像。

映画のオマージュや、有名俳優のカメオ出演。

ジャン=ピエール・レオの端正な容貌と、シャンタル・ゴヤのエキゾチックな可憐さ。

シャンタルが歌うフレンチポップスがお洒落で可愛い。

ラストは、実にあっけない。

監督は、男性よりも、女性のしたたかさを表現したかったのかな?

前衛的、哲学的な作風が魅力のゴダール作品。

しかし、私には難解でした….。
ショコラ

ショコラ