60年代、ベトナム戦争中の混沌としたフランス。
兵役上がりで、出版社勤務のポールと、新人アイドル歌手マドレーヌのドライな恋愛。
彼のトイレの洗面所での口説きには、正直退いてしまった。
突発的なシーンや、反戦行為、ドキュメンタリータッチのインタビューを挟みながらの斬新な映像。
映画のオマージュや、有名俳優のカメオ出演。
ジャン=ピエール・レオの端正な容貌と、シャンタル・ゴヤのエキゾチックな可憐さ。
シャンタルが歌うフレンチポップスがお洒落で可愛い。
ラストは、実にあっけない。
監督は、男性よりも、女性のしたたかさを表現したかったのかな?
前衛的、哲学的な作風が魅力のゴダール作品。
しかし、私には難解でした….。