本好きタマゴ

マトリックス リローデッドの本好きタマゴのレビュー・感想・評価

3.7
三部作の第二章
「マトリックス(最初)」で述べたとおり、一章が壮大な序章だったとわかる。

今回のポイントは「生」
人間の生き残りをかけた戦いに、生きるか死ぬかの瀬戸際、人々はどういう行動をとるのか、また男女の力強さが大胆に描かれている。
生命の力強さを感じるた。
また、AIにとっての生とは?というのが語られる。AIは人間を滅ぼして生きていると言えるのか?目的があって生まれたロボットが目的を果たせない時、それは何のために動いているのか?人間がいるからこそ、機械は動かし、意味がある。
これからの未来でどんどん発展し、マトリックスみたいな世界になるかもしれない。
これからの私達が考えてもいい一つの疑問なのかも知れない。

…どんどんAIという設定が加速していく。IT系の仕事をしていたり、パソコンに詳しい人はより楽しめると感じた。
そこそこの知識を持っておくべきだったなと後悔。
前作でもそうだが、見ているもの全てがデータ化される場面は、思わず綺麗だなと言葉が出た。

私達を現実に戻さない世界観の徹底は、映画を好きになる要素の一つである。
だんだんと知っていく世界にのめり込んでいる自分がいた。









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以下点数に対してのコメント

全体的に世界観がブレず面白い。
また、キヌアの強さとアクション、安心感が半端じゃない。凄い
それだけで3.5はある。
あと、機械や生活移住区を見てほしい。凝りに凝った世界観を崩すことなく細部まで徹底されてる。ポスターやドア、電力を生み出す機械、惚れ惚れしてくる。ワクワクが止まらない。






ただ、前作に比べると対戦人数が増え、ロープアクションやアクションの時間増やしすぎなのではとちょっと(本当ちょい)思った。
そこが素晴らしいんだけども

また、敵がどうしてそうなった。キヌアの力がどこまで通じてるのか、どうしてそんなに強いかなどを全て一まとまりで、占いの結果、因果応報などの言葉でまとめられる。わかりやすいんだけれども、キヌア凄えしか結局分からない(あほかな)
疑問が浮かんだときにmeybeみたいな感じでしか答えられないような感じ