本好きタマゴ

ある男の本好きタマゴのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
3.8
邦画でしたね、
みた後にいい意味でなんとも言えないきもちにさせてくれる。繊細さが日本人の感性に響くものがあると感じる映画だった。
ただ価値観の違いがぶつかり合うようなものではあるから1人でみるのが良いんじゃないかな。


主人公のこと、好きな人が多いんじゃないかな
イケメン弁護士という事ではなく、人柄として。バーであのような柔らかい人が居たら、先輩としていたら、仕事のグループにいたら頼ってしまうような暖かさがある。
考え方の柔軟性、言葉の選び方、相手の立場になって考える。そして少し熱い。


ただそういう人は自分を心を律し、誰かに期待せず、良い人であるべきと日々小さな気遣いという努力を続ける。
ああ、素晴らしき人生よ。

素晴らしいという言葉はある程度の人の価値観の集合性でしかない為、その環境における不正解は、急に本心が出てしまうひと、好き勝手に選べてしまうひとなどがあるのかな。
選べなくなっちゃう本心の出し方。
それが疲れる、辛い。
そしていつのまにか逃げ方を忘れちゃう。


この映画は万人受けするとは思わないからおすすめはしないけど、逃げ方を教えてくれるから見て損はないよ

頑張っているあなたへ
おすすめの映画です。