これがあくまの熊さん…

父の危篤で病室に駆けつけたダンカン氏。こちらの心配もよそにほぼほぼ一方的に、「子供の頃に遊んでいた森には絶対に近寄るな」という謎の警告と遺産を残して父は帰らぬ人になってしまった。

とはいえ、行かなきゃ始まらないので行くぜ。久方ぶりの森には、かつて一緒に遊んでいたぬいぐるみたち！そしてトレーラーハウス！…何か心のバランスが崩れたのか、ぬいたちと森に移り住み、どうしても見つからない友達Teddyを探すことにするダンカン…しかしその森の周辺では家畜や人の熊被害が騒がれており…みたいな。

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綿の飛び出た熊がおじさんを丸齧りしてるジャケットに釣られて、なんなのかも分からないままに購入したアニマル…ぬいぐるみパニック！…🤔…え…いま…ポロニア先生の社のロゴ見えなかった…？終わった。あくび止まらん。

こちら『丘ジョーズ』筆頭ポンコツサメの巨匠、ポロニア先生によるポンコツぬい…キグルミホラーになります。お話は、『プー あくまの熊さん』の冒頭の、プーさんに会うまでを80分かけてやるような感じです。

でもこれ、熊さんなんかよりも、久々に来た森でぬいぐるみらをなんの疑いもなく拾い集め、両手一杯に抱えて歩き回り、話しかけながらお家に連れ帰る…。そんなお太り中年男性ダンカンの絵面の方が異様で怖い。基本的には彼がぬいぐるみと遊んでるだけの画面を永遠に見せられます。助けて。

ぬい遊びはダンカン役の人の芝居に任せてるのか、ぬいぐるみたちとの一人会話に使われる語彙が「ﾊｰｲ」「ﾊﾛｰ」ばっかりで明らかに疲労が見えるのは好き。

肝心の熊に一応言及するなら…引っ張りまくった末に全容を見せる、汚れの加工が雑魚すぎなスカスカキグルミは、もはやぬいぐるみでも何でも無いとかそういうツッコミを置き去りにするパワーが…いや無かったね、魂が抜けた。
OPとEDで同じスタッフロール流す神メソッドも完備！もう逆に好き。

個人的に気に入ったのは、Teddyくんの爪がそれぞれ布1枚で出来てて動く度にぴろっぴろしてるとこです。