マーくんパパ

プリティ・ベビーのマーくんパパのレビュー・感想・評価

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)
3.6
B .シールズの艶やかさと奔放さが画面に弾ける。1917 年のニューオリンズ、娼館に母と暮らす12 才のバイオレット、小さい時から大人の性の世界を見て育った娘、日本の芸者置き屋の見習い娘に近い環境、こんな環境で育てばマセた子になるのは必定。バージンオークション床上げ儀式も済ませ母の歩んだ道に一直線しつつ写真家常連客(K.キャラダイン)と12才で結婚も若さゆえ母や夫とも衝突してしまう…。市井の世界と隔絶した退廃的雰囲気の異質世界、そこに身を置く少女をルイ・マルが不思議な空気感を醸し出して作った佳作。結局B.シールズはコレが一番の代表作になってしまったのかな⁈