シリーズ第9作。何とも安作りな設定かな?突然通りがかり盲目の市が女への言伝文を見知らぬ浪人から頼まれる。その女の働く旅篭で父の行方を探す女やら地元親分が代官と結託して芸人からショバ代引き上げの難状聞い>>続きを読む
早逝したリヴァー・フェニックスが『スタンドバイミー』と共に鮮やかに記憶に残したナイーブな青春映画。両親はテロリストの逃亡犯、幼い弟含め家族4人で名を変え所を変えて転々と逃亡生活を続けるダニー、今度転入>>続きを読む
ここまで徹頭徹尾パロディナンセンスで押し切った拘りは評価します。ジョーズ・サタディナイトフィーバー・地上より永遠に・大空港etc映画シーンパロディもそれなりに楽しい。様々な事情抱えたシカゴ行き航空機の>>続きを読む
シリーズ第8作。市の親切が仇になり駕籠に乗り人違いで殺された赤子を抱えた年期明けの女、市は不憫に思い赤子を亭主の元まで送り届けることに。市を狙う金で雇われたヤクザたち、スリを家業とする旅女、おしめを替>>続きを読む
オーストラリアの荒野に置き去りにされた16才の姉と6才の弟、町を捜して彷徨する途中でアボリジニの少年に出会い旅を共にする。こう書くと題名通りの友愛・交流を描いた“美しき冒険旅行”となるのだが、置き去り>>続きを読む
アメリカ空軍も追いつけないマッハ6のミグ戦闘機開発され危機に立たされたアメリカ国防省は引退した元空軍パイロットのイーストウッドを呼び出しスパイとしてソ連内に侵入させ敵機を盗み出すという架空のお話。ロケ>>続きを読む
ローズ戦争ではなくローズ家の離婚闘争、熱い恋の後結婚、一男一女を設け夫は弁護士、順調に出世し念願の豪邸マイホームを手に入れた順風満帆の人生だった筈だが…。妻は完璧なマイホーム作りに没頭、余技のパティ作>>続きを読む
ローマ法王死去で新しい法王を選ぶコンクラーベの内幕を生々しいリアリティで描いた名作です。実際、昨年法王亡くなりコンクラーベの新聞記事は目にしても内容は門外不出で素人には未知の領域の世界をミステリアスに>>続きを読む
遺産相続した富豪の娘シリアは旅先のメキシコで出逢った建築家マークに惹きつけられ結婚するが夫の奇異な行動や秘密に包まれた彼の邸宅に不吉な予感が増幅していく。深層心理、強迫観念入り乱れたマークの行動と殺し>>続きを読む
自ら主演と監督した才女ルピノ。子供の出来ないハリー夫妻は妻の希望で養子縁組の相談を仲介人通して進めるが、夫には出張先のロスに隠し妻と子供がいる二重結婚者の秘密があった。仲介人の身元調査で露見しハリーは>>続きを読む
前作『ファントム・オブ・パラダイス』は私の大のお気に入り作、鬼才パルマ監督のコレも一味変わった作品で緩急の配分に妙味あり。幸せな金持ち家庭に起きた妻娘誘拐事件からの悲劇、それから16年後、未だ傷心癒え>>続きを読む
チャンドラー「さらば愛しき女よ」の映画化、再映画化の1975年R.ミッチャムのフィリップ・マーロウの退廃ムードはよく覚えている。刑事部屋、殺人容疑で捕えられたマーロウの回想で事件が発端から語られていく>>続きを読む
リー急逝で未完となってる作品を扮装代役と過去作品の合成やらを駆使して完成させた遺作です。それにしても実演で撮った部分は最後のクライマックス格闘シーンだけを活かして完成させる商魂たるや見上げたものです。>>続きを読む
シリーズ第6作目。宮川一夫が撮影参加、スローモーション他縦横無尽のカメラワーク駆使して斬新感あり。わざわざ「上納金」と書かれた農民の馬行列、西部劇でなくても“ここにお金あります、襲ってください”と言っ>>続きを読む
シリーズ第5作。今回もヤクザ一家の縄張り争いをベースに殿に手籠めにされかかり侍の追っ手から江戸に逃げる豪商の娘(藤村志保)を庇護する市が描かれる。娘を人質にとって市の自陣への加勢を目論む敵対ヤクザやら>>続きを読む
シリーズ第4作目。上州下仁田を舞台に若い二代目と遺恨持ち用心棒雇って対抗する本貸元との縄張り争いに巻き込まれる市、お互い凶状持ち同士の旅姿・国定忠治との邂逅サービスシーンもありです。本作の大ヒットで長>>続きを読む
題名からはコミカル時代劇を想像してたけど、コレは史実に基づいた実話だそうです。江戸中期の仙台藩吉岡宿、宿場間の輸送を担う伝馬役を無報酬で請け負わされて生活困窮者続出の宿場を救うため有志で金を出し合い藩>>続きを読む
イギリス領インド、3人の軍曹がカルト集団退治と黄金財宝を手に入れようと敵の本拠地に乗り込むが…の冒険?映画。インディ・ジョーンズのような勇ましさではなく仲間割れしながら勝手な行動取る3人の淺ましさが先>>続きを読む
昭和の香り漂う日活無国籍映画。函館に流れて来たギターを持った渡り鳥(小林)が町の顔役(金子)の娘(浅丘)と恋仲になるが親の悪徳稼業(地上げ、ヤク密売)に反目し袂を分つ。密売人の宍戸錠は渡り鳥の素性(元>>続きを読む
河合優実の主演作は『ナミビアの砂漠』を先に観たがそれぞれの女性像の演じ分けが凄い。実在少女の境遇を映画化、母親による家庭内DV、シャブ漬け売春強要で最悪の人生送っていた少女あんを逮捕した刑事と新聞記者>>続きを読む
逃亡犯の捕獲引渡しを仕事とするイーストウッドが偽札所持の女逃亡犯の捕獲を依頼されるが、その夫が所属するカルト集団もその金の行方を追っているという三つ巴劇で彼女の乗る愛車が題名となるピンクのキャデラック>>続きを読む
一度食べた味は絶対忘れずに再現出来る“麒麟の舌を持つ男2人”の時空を超えた物語です。戦時中の満州、軍の命令で天皇に出す献立「大日本帝国食菜全席」のレシピ作りに取り組む料理人・山形(西島秀俊)とその失わ>>続きを読む
前作に続き、路上殴り合いファイトで賞金稼ぎながら旅する長距離トラック運転手ファイロ(イーストウッド)と相棒オービル(ルイス)にチンパンジーのクラウド。最強ファイト相手が既知の友人だったとか、ご愛嬌弱小>>続きを読む
丸の内の自動車販売会社のタイピスト事務員の原節子が恋人に感化され男と渡り合う営業の最前線に立つ。女性の自立、キャリアウーマン目指すが男社会の醜い仲間内での競争縄張り意識やら恋愛との両立に悩む姿が描かれ>>続きを読む
シリーズ3作目、初のカラー作品。イガクリ座頭ではなく品のいい坊ちゃん刈り風座頭市、故郷(笠間)に戻り剣の師匠宅に身を寄せるが仇討ちの弟に付け狙われたり、師匠が天狗党の誘拐手引きしたり、師匠の娘と婚姻の>>続きを読む
『狼よさらば』『ロサンゼルス』に続くボール・カージー私設粛清人“DETH WISH第3弾”です。場所のニューヨークに戻り友人を街に蔓延る若者ギャング団に殺された仇を討つ定番パターン。今回は悪役多い市警>>続きを読む
暗黒街のマフィアが敵対し合う時代、刑事C.イーストウッドと独立して私立探偵となっているB.レイノルズは元同僚だが反りが合わずに会えば喧嘩ばかりしている。長身のイーストウッドは相手をチビと呼び感情逆撫で>>続きを読む
観たかった映画の一つ、放映に感謝。割烹着姿の萩原健一、『前略おふくろ様』を思い出す。病気で亡くした糟糠の妻しず子に“2度と結婚しない”、“破ったら幽霊で出るからね”の固い約束をいとも簡単に破って可愛く>>続きを読む
戦争体験を現代に伝える事の意義を説く今井正作品。“内地”も“外地”も“銃後の守り”も知らぬ現代っ子・ゆかりが学校の宿題で父から東京大空襲の悲惨な体験を聞く形で現代と過去をシンクロさせていく。空襲の焼け>>続きを読む
イーストウッド主演&監督作、南北戦争中に北軍のならず者集団に妻子を殺された男が戦争終結後も北軍への恭順を拒否して1人アウトローとして復讐に立ち向かう西部劇です。単なる派手な銃撃戦の活劇ではなく、南北戦>>続きを読む
豪華絢爛の史劇、クレオパトラの野望と恋の生涯を湯水の如き製作費を注ぎ込んで製作、20世紀フォックスを財政危機に追い込んだという壮大な失敗作という評価は前から聞いてる有名な逸話。確かにセットの豪華さ、リ>>続きを読む
チャップリン、チョイ出演でチャップリン映画とは言えず。悪漢(G.M.アンダーソン)が女性に説得されて更生するショートムービー。
どう見てもロケ日には不向きな強風海水浴場、とても泳いだりアイス食べたり人妻口説く気になりません。『アルコール先生夜通し転宅』ではしたたかに酔っていたが本作ではシラフでしたね。
仕立て屋の主人・キャンベルと見習・チャップリンが伯爵のズボンに入っていたパーティー招待状を見つけて伯爵になりすまし参加するが当の伯爵現れて…。輪切りスイカにパイ投げetc、でも前半の御婦人の洋服採寸の>>続きを読む