サーフボードに乗り銀河をワンコと共に移動する描写を見て未だに人類はアル・パッセリには追いついていないんやな。と改めて思う今日この頃。

『深海からの物体X』での鮮烈デビューによりイタリア界のパクり王の座を欲しいままにしている。かは知らんけどブルーノ・マッティやクラウディア・フラガッソ、ルイジ・コッツィに続けと言わんばかりのイタリアンパクリ界の重鎮アル・パッセリの長編ファンタジー。

ネバー◯エンディング◯ストーリーのモロパクリみたいな内容ではあるものの世界観の奇抜さが拍車をかけてその異質さを顕著にしている。

雪山の小さな家に住むメアリーちゃんはインフルエンザのせいで楽しいはずのクリスマスイヴを布団の中で過ごしていた。
そんな彼女にと弟のケビン君がクリスマスプレゼントの中から1冊のおとぎ話の本を見つけて読み聞かす所からこの物語は始まる。

それは遠い昔、遥か彼方の銀河系で、、、（笑）

某なんとか卿を感じる邪悪な鉄仮面男マクブが支配する暗黒の要塞惑星は遂にドワーフ達が安住する城まで支配しようと攻めて来たからおったまげ。

そこでドワーフの王はこの危機に希望の女王ジェイドに助けを求めるのであった。
助けをもとにマクブの支配する暗黒要塞に乗り込んだジェイドだったがマクブが仕掛けるコンピューターゲームの世界に迷い込み、巨大モンスターや愉快なガイコツさん、マッドマックスっぽい奴の火の玉攻撃などの危険を掻い潜り、果たしてジェイドは無事銀河を救えるのか？

恐らく金銭的な問題なのか基本ニチアサの悪の軍団の根城みたいな場所での戦闘とスター◯ウォーズみたいな宇宙描写が明らかに異質さを際立たせてて、サーフボードで銀河を闊歩する女王の描写だけでお釣りくるやつ。

そしてトランペット吹きながら踊るガイコツさんの足をガブガブしたりと毛むくじゃらのテリア犬の活躍が際立ってかわゆい。

基本子供でも見れるゆるふわ感溢れる感じで個人的にはパクり描写多めながら全然こっちの方がネバエンより好きかもしらん。