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乱行
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『乱行』に投稿された感想・評価

若松孝二監督×足立正生脚本による「犯された白衣」(1967)の前作。吉澤健の「性犯罪」(1967)に続くデビュー2本目。パートカラー。

若き一匹狼のテロリスト森下(吉沢健)は、闇社会のエージェント山之内(山谷初男)の依頼を請け負い政財界の大物を次々と暗殺していた。その目的は金を貯めて、母を殺した公害病の海を買収し埋め立てることだった。一方、女をナンパしては冷たく捨てていた。そんな彼が初めて心を許せる女・マチ(船山純子)に出会う。しかしその頃、山之内は彼を抹殺し金を奪う算段を進めていた。。。

若松プロ全盛期の一本。“密室”ではなくロケを多用し、若松監督作品の中で最も画作りに力が入っている印象。明らかに初期ゴダール監督を意識したと思われる。

全編ジャズ劇伴を背景にノワールが展開する。状況劇場のメンバーだった吉澤健は当時21歳。そのカジュアルなアンチヒーロー像は、後の原田芳雄や松田優作らの東映アウトロー路線の先駆と言える。

しかし若松×足立コンビがただのノワールで終わるはずがない。人前ではクールを気取る主人公は、海辺で何度も「お母さん」とつぶやき少年の純情を示す。彼を突き動かしているのは母を奪った国家権力と資本主義に対する復讐心なのだ。その心情は次作「犯された白衣」に接続している。

ラストは大きなツイストがあり、主人公は資本主義によって敗北する。辿り着くのは東京湾岸のゴミ処理場。その姿は今村昌平監督が言うところの“棄民”を象徴している。

奇しくも翌1968年、19歳だった永山則夫が連続射殺事件を起こす。彼は本作の舞台である新宿で、ジャズ喫茶「ビレッジヴァンガード」の店員をしていた。まるで事件を予感したかのようだが、若松プロの社会に対する敏感な問題意識はいつも時代を先取りしていた。翌1969年、今度は足立監督が「略称連続射殺魔」(1969)で永山の精神を考察する。

若松プロのフィルモグラフィーの中でも重要な一本だが、現在国内にはフィルムが存在しておらず忘れられた映画となっている。むしろヨーロッパでの知名度の方が高いという実情が、現代日本の閉塞性を象徴していると感じる。