東京で働くサラリーマンがコロナ禍でリモートワークになり、東北に移住するところから始まる話。
東北が舞台になると震災が絡んでくるからだいたい重かったりするけど、この作品はコロナ禍がメインで、震災や空き家問題、地方格差などの社会問題が盛り込まれてるけど、菅田将暉演じる東京人がだいぶハッピーな感じなのもありあんまり重さもなく、いい塩梅で描かれてるような感じがした。
あのコロナ禍の感じが少し懐かしくも思えてくるぐらい時の流れは早いなーと感じがら観てましたが、私は地方出身の東京在住なんですが、田舎って確かに都会よりすごく感染対策も厳しくて、都会の人が行こうもんならあんまいい顔もしないし、私も実家帰る時PCR検査してこいって言われたなーとか思いながら観てました笑
地方からみた東京は全く別世界で、田舎の高齢者は地元しか知らず、何が起きても離れられないっていうことや、お互いにイメージだけで見てる部分は確かにあると思うし、なんかわかる部分もありました。
都会は都会でいいところがあるし、田舎は田舎の良さがある。
震災もコロナも忘れる必要はないけど、だからってずっと立ち止まってるわけにもいかない。ただ、人は経験してないことはわからない。
たまたまそこで生まれただけ。
たまたまそこで生まれなかっただけ。
竹川ピストルさんの言葉がすごく刺さって泣けたし、所々グッとくることもあって、素敵な映画だと思います。
そして、料理も美味しそうで、さらに菅田将暉が本当に美味しそうに食べるから余計魅力的に見えました笑
