地元での生活に閉塞感を覚えていた青年ユウ(八村倫太郎)は上京して恋人メグミ(岡田結実)のもとを訪れるが、突然の訪問に困惑する彼女とケンカになって行く当てをなくし、格安シェアハウス"方舟"にたどりつく。そこには、いつも卑屈な笑顔を浮かべているマル(鈴木武)、妙に愛想の良い管理人よし子(青木さやか)、挑発的な言葉を投げかけるゴロー(星耕介)、言葉遣いは丁寧だが得体の知れないキリシマ(栁俊太郎)ら、ひと癖もふた癖もある住人たちがいた。
住人たちだけではなく職場も気が休まらない。徐々に壊れていくユウが良かった。あれが本性だとしたら全く同情はできない。