中学生のときに知って気になっていた映画。
家族だからって全部を知ってるわけじゃない。それは当たり前なはずなのに。
けれど、家族の誰かが加害者になったとき、
知らなかったこと、止められなかったことが罪かのように世間から責められる。
たった1日で生活の全てが一変する恐怖も、
なにが起きているかわからない不安も
誰も理解してくれないし、守ってくれない。
被害者の家族は被害者で、
犯罪者の家族は犯罪者。
本当にそうなのか誰も想像はしてくれない。
再び犯罪が行われないように世間から隔離する刑務所の中は、責められるべき加害者本人を塀の中で守るためのものなんじゃないかって思うこともある。
映画としての面白さはよくわからないけれど題材は世の中でもっと考えられるべきじゃないか。自分と立場の違う人間を受け入れなくてもいいから、その人たちの思いを、立場を想像してみる必要はあると思う。