誰も守ってくれないの作品情報・感想・評価

「誰も守ってくれない」に投稿された感想・評価

shiori

shioriの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

見事なまでに演技派大集結。おかげで無駄なことに気を取られず登場人物の感情のみに集中できました 。容疑者の家族なんて普段ほとんど考えることもないよ 。そういう意味でも犯罪って起こってはいけないんだね。“なにも悪くない子供は守れなかったのに、犯罪者の子供は守るのか”たしかにやりきれない。そしてネットておそろしいね。話しはさておき わたしは松田龍平と翔太をひたすら交互に観つづけていることに気づきました。合間に美由紀さんも 。でもやっぱり龍平派!今回のはとくにかっこよかったです。背筋が凍るね。
志田未来が見たくて観たという感じなのだけど、マスコミとかがいくら何でもあからさまなやり方で追いかけたりして現実味がなかった。例えば走ってる車の横からドア開けて写真撮る所とか。
社会派だなぁぁああ
でも近年の社会派ドラマほどリアリティなかったような。あんま覚えてないけど
よしき

よしきの感想・評価

3.9
一番最初のシーンの説明的にならずに伝えるところ、そこからのテンポの速いカット割りで引き込むところ、音楽とともにゆったりと魅せるところ、どれも本当に素晴らしくて、君塚さんは本当にうまいなと感じた。

途中ありがちかなと思える展開もあったが、最初で一気に引き込まれてから冷めてしまうことなく没入できる、いい映画だなと感じたり

志田未来の演技がよい。

ペンションに向かう途中、トンネルを抜けて光る海が見えるシーンは本当に素晴らしい。悲しいこと、辛いことが続く中で、一瞬でも救いのような、美しい瞬間があるということ。
Ridenori

Ridenoriの感想・評価

4.2
「容疑者の家族も被害者なんだよ」

殺害を犯したのは兄。なのになんでお母さんまで失って、彼氏にも裏切られ、キモオタの暇人に追いかけまわされ、妹がつらい思いをしなきゃいけないのか。(志田未来)
でもしたら被害者の感情は?誰に自分の子供を失った怒りや悲しみをぶつけたらいいのか?(柳葉敏郎)
それに対し警察は国民の税金を使ってる立場からどういう対応が求められるのか。
少年犯罪をいろんな角度から見てとても考えさせられるいい映画だった。

なにより感情移入できたのは役者の演技力が物語をすごくリアルにしていたからだと思う。

ほんでネットってやっぱ怖い。
なんのために事件に無関係な人が攻撃しなきゃいけないんだろう?
相手の顔が見えないのをいいことに人を傷つけるようなことを書きたてて自分らはよっぽど道徳のある生き方をしてるんだろうか?
兄が殺人を犯し、加害者の家族となってしまった少女。
一人の刑事が 世間やマスコミからの攻撃から その少女を守る物語。

序盤の展開が目まぐるしく、
状況が全く飲み込めていない少女が 痛々しかった。

兄の犯行、母の自殺。
少女には 荷が重すぎる。

痛みとは、すなわち生きるコト。
痛みを伴わず 生きるコトは、不可能なのだろうか。
要素は、良かった。冒頭の、日常が崩れゆくシーンは秀逸。もうそこだけで、後に控える辛く苦しい展開を想像して涙が出てくる。そういう要素要素は良かったんだけど、ちょっと予告とか煽りとかポスターの映像に集結するストーリーとしては、弱かったんじゃないかなと思わずにいられない。こよる前のこより紐、みたいな。でも、テーマはつらいな。つらい。
ten47

ten47の感想・評価

2.9
誰もが知っているつもりでも知らない物語
すごく家族を意識させられる
序盤のスピード感がよい
ボーイフレンド役に興醒め
もったいない
作品解説サイトより引用

撮影方法として、リハーサル段階からカメラを回し、役者側も演技を固めず自由な動き、台詞で演じてもらい、それを1つのシーンを通じて数台のカメラで何度も撮影し繋げるといった、「セミ・ドキュメンタリー」手法を採用した。

容疑者の家族の人権保護についてのお話。
そのセミドキュメンタリー手法で畳み掛けるテンポで序盤からマスコミの嫌な所が誇張、(いや割とリアルかもしれない)される。

容疑者の家族にも罪はあるか。
連帯責任と言う言葉が映画の中で出てきます。
被害者の家族、容疑者の家族、警察の家族、マスコミの家族と大小描写される中、どう考えるかでこの映画のテーマが見えてくると思います。

犯罪者を形成した家庭環境に問題があると言う意見も勿論あるかもしれませんが必ずしもそうではないはず。
推察だけで判断する事は絶対に間違いだと思う。

こういう映画やドラマに出てくる2ちゃんねるみたいな掲示板やニコニコ動画風の動画サイトによる書き込みには毎度毎度ネットリテラシーについて考えさせられます。
こんな書き込みをするのは馬鹿だと思いますが現実もそんなに変わらない…か。

流行のように盛り上がり傷付けるだけ傷付け風化されていくのは10年経っても変わらないなと。

キャスト陣についてはかなり豪華。
あと短髪の松田龍平のチャラさ加減は新鮮。

色々書いたけど切なさが残る映画でした。
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