【文豪ドストエフスキーの転機】
1980年制作、アレクサンドル・ザルヒ監督作品、80分、スタンダード・サイズ。
文豪ドストエフスキーの転機を描いた映画。
ドストエフスキーが出版社に多額の借金をして、1ヶ月以内にまとまった作品を書いて提供しないと向こう9年間の作品版権をすべて奪われてしまうというピンチに陥った実話に基づいている。
ドストエフスキーはこのとき、若い女性の速記記者をやとって1カ月弱で中編小説をまとめあげ、なおかつ19歳のその速記記者と結婚するに至るのである。
私は中高生時代には文学少年でドストエフスキーに夢中になっていたから、この逸話も知っていたが、映像で見てみるとなるほどなあと思うところがそれなりにあって、興味深かった。