フミ

里見八犬伝のフミのネタバレレビュー・内容・結末

里見八犬伝(1983年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

学生の頃、地上波放送で「終わりが納得できん」と、(´・ω・`)ショボーンとした気分になった作品ですが、先日「時代劇専門チャンネル」で再視聴しました。

最初は、薬師丸ひろ子さん、目当てだったのですが、真田広之さん、千葉真一さん、志穂美悦子さん、京本政樹さんなど、豪華な役者さんが作品を彩っていて、とても賑やかな作品でした。
特に、真田広之さんがイキの良い主人公を演じておられて、ノリノリでヒーローを楽しみたい方には、良い作品かと思います。

ただ、視聴後、不満に思ったのが「2時間15分じゃ短すぎる」と感じたことでしょうか…。
妖怪に奪われた国、亡国の姫の下に次々と集まる仲間たち、そして、そんな姫君と深くかかわることになる、訳アリな暴れん坊百姓…。
素材が素晴らしすぎて、前編、後編に分けてでも良いから、3時間半くらいの尺で観てみたかったなぁ~と。
特に中盤以降に仲間になる3人のドラマの盛り付けなど、つい、想像が膨らんでしまいます(^^;

あと、予算の都合だったのかも知れませんが、風景が荒野ばかりで、寂しい気がしましたね…。
人の暮らしが見えないと「国」という感じがしてこなくて。

面白かった作品ほど、つい、字数をかけて、愚痴をこぼしてしまいますね。
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