ハンポコナヨツナ

陽だまりのグラウンドのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

陽だまりのグラウンド(2001年製作の映画)
4.5
キアヌ・リーブス主演。

スポーツ賭博で借金を背負った主人公コナーが、ひょんな事から治安の悪い地域の少年野球チーム「キカンバス」のコーチをする事になり、子供たちと触れ合っていく中でどん底だった自分から成長していく物語。

当時、すでにスピードやマトリックスなどアクション物で大成功していたキアヌが俳優としての懐の深さを見せてくれます。
「キカンバス」のチームの子供たち(特にGベイビー!)、そしてその母親もキャラが立っていて実にいいですね。
また、ヒロインの女性教師を演ずるダイアン・レインもハマり役で素敵でありました。

映画はチームの練習シーンなど端折ってある部分も多いですが、当時のシカゴの黒人街の治安の様子、そしてその危険な地域に住む子供たちのシリアスな部分が描かれていて、何故野球をできるというだけで子供たちがあんなに嬉しそうになるのかが分かります。
個人差あると思いますが、自分的にはただの感動物に収まらない良作となっていて、中盤以降はとにかく泣けます。
なので泣き顔を見られたくない方は1人での鑑賞をオススメします(笑)