あーるぐれい

銀河鉄道999 4Kリマスター版のあーるぐれいのレビュー・感想・評価

銀河鉄道999 4Kリマスター版(1979年製作の映画)
4.2
人生3回目にして初めて映画館で観ましたが、歳を重ねて改めて観て感じるのはやはり傑作だということ。内容はテレビ版の再編集感は多少否めず、シーンによっては前後の感情の繋がりに違和感を感じ本当に同じ人間かとツッコミたくなるところも多々ありますしこの星のエピソードがこれで終わりって思うところがありますが、テレビ版のあれだけのボリュームを映画尺に落とし込んでいる都合上致し方ないとは思いますし、テンポ感を意識しなきゃならない中ではかなり上手くまとめているとは思います。でもテレビ版をしてた人からしたら衝撃なのは哲郎の顔ですよね。アニメ版の芋っぽい顔ではなくかなり洗練されたイケメンに成長しててとても同一人物とは思えません。それが今となってはテレビ版と劇場版の明確な違いの一つとなっているので怪我の功名といいますかね。ただ一つ決定的に気になるのはラストで尺的にシーンが大幅にカットされているためやっつけ感というか、あまりにもあっさりし過ぎていて本当にこれで終わったのかと不安になってしまいます。もう一回くらいプロメシウム出て来るんじゃないかとすら思えるほどに。そしてやっぱゴダイゴのエンディングのイントロが流れた瞬間は鳥肌が立ちますね。やっぱ主題歌はこうでなくっちゃって感じ。最近だと銀河鉄道999を知らずにEXILEなんかのカバーだけを知っている人が多い気がしますが、是非若い人にこそ一度観て欲しいアニメ映画だと思います。
あーるぐれい

あーるぐれい