みきてー

未来の食卓のみきてーのレビュー・感想・評価

未来の食卓(2008年製作の映画)
1.9
ドキュメンタリーは周知されていないことを教えてくれるのが大義でありあるべき姿だと思うので「オーガニックは地球にも体にも優しいんだょ!(^_^)b」と言われても、そりゃそうでしょうねぇ…となる。
オーガニック信仰も突き詰めれば宗教と同じようなものだと認識しているので理想論を押し付けられたようで少々不快です。

作中でケミカル(といっても市販されているレベル)な食事をしてる子供たちを映して、"亜硝酸ナトリウム○g""酸化防止剤○g"等々テロップをつけるシーンは非常に悪趣味ですねぇ~
悪意なく生活しているだけなのに罰されているような気分です。無知は罪なりと断ずればそれまでですが、理想論は時に暴力的でもある。

ただ、自治体がランニングコストを対価にオーガニック給食を導入する、と言う事自体は良いモデルケースだとは思うので映画内に出てくる人々を否定したくはない。
みきてー

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