タカナリ

ダイ・ハード2のタカナリのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)
4.5
シリーズ第2弾。
愛する妻を空港に迎えに行った刑事マクレーンが、空港で起きたテロ事件に巻き込まれます。

前作同様に時期はクリスマスで、基本マクレーン1人でボロボロになりながら突っ走ります。しかも別の管轄。味方になりそうな警察関係者は全員マクレーンを邪魔者扱いして、味方は1人もいません。(それにしても口悪すぎるでしょ。)
ですが、そこから徐々に味方を作っていき、マクレーンは邪魔者ではなくなります。この認め合って協力する展開が最高に好き。署長は最後まで気に食わなかったけど。

前作同様に派手なアクションや爆破は健在です。空港内で起こる激しい銃撃戦、テロリストの用意周到な計画、マスゴミによって引き起こされるパニック、飛行機の爆破。どれも見応え抜群です。眠気も吹き飛びます。
意外だったのが、犯人の残虐さをちゃんと見せていた事。犠牲者を一瞬見せたが故に、その酷さと悲しみがより伝わりました。犯人に対する怒りが、マクレーンと一致しました。

その怒りはクライマックスにちゃんと解消されます。
クライマックスの激闘からの決着は非常に気持ちがいい。ダメだと思ってからの大逆転が素晴らしい。この辺りは前作以上でしたね。

何回見ても面白いと感じられる大好きな作品です。