女優のはる。映画祭へ向かう列車で寝過ごし、降り立ったのは見知らぬ田舎の無人駅だった。途方に暮れる中出会ったのは、鉄道愛を熱く語る老人。その一方的な会話が、いつしかはるに自分自身の「好き」とは何かを問いかけ始める…というお話。


面白かった
撮り鉄が活躍する稀有な例

冒頭、自分の進む道が分からない不安や焦燥を鉄道を使って移動するさまと照らし合わせているつくりも良かったし、偶然ではあるが、出会った人と話すことで自分が本当にしたいことが浮き彫りになっていくさまも素晴らしい
旅の醍醐味的な

そして、中盤はるがカメラ片手に撮影してるシークエンスはまさにムーラボといったシーンで、人生の違う可能性を提示するとても良いシーンでした

終わり方も爽やかでなんだか元気をもらえた

言いたいものはあるにせよ、駅の待合室でもう少しは新しい空間の可能性を発見できただろうにと思う

マンスプ邦画にうんざりはしている