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ゴダールの決別のkhのレビュー・感想・評価

ゴダールの決別(1993年製作の映画)
3.5
"ほとんど"なにも見えなかった。見えないこと/見えなさだけが見えていた。美しい自然/美しい人体が見えるほど、ほとんどなにも見えなかった。まったくの暗闇ではなかった。見えないこと/見えなさが見えるためには、最小限の光/見えるものが必要だった。見えないこと/見えなさが見えるための、最小限の光だけが見えた。光が見えるほど、なにも見えなくなっていった。だから"ほとんど"なにも見えなかった。
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