カルロス・ベルムトは「マジカルガール」が超好きだったのでフォローしていたけど、「マンティコア」はそれほどハマらず。クライマックスにかけて良くなっていったものの、突き抜けはしなかったという印象。「トーク>>続きを読む
ゴダールつまりソニマージュ。
地を這う音、地を這って進む音楽。
扉のように反転する視点。
石橋英子の音が好き。
結婚する理由が「さみしい」って言語化された。
車の中の会話、その空気感、良い。
幼子は行>>続きを読む
見返さなくちゃいけない。
「イメージの切り返し」。
シャンパン配るシーンの音楽が好み。
ゴダールを見る。もうゴダールを見たくなくなる。そしてまたゴダールを見たくなる。ゴダールを好きだ、と思ったことはない。でもまたゴダールを見たくなる。ゴダールを見る。ゴダールはゴダールでしかみられないから>>続きを読む
指先で耳を弄ぶような、人々の声のざわめきが、戦禍を巡り、あまりに呆気なく飛び降りる青年。
ここにいるのか、そっちへ行くのか、どちらを選ぶのか。
ハントケ脚本。
・顔の映画
・品川のレイトショー終わり、駅前の光がパンフォーカス、耳が音をバイノーラルで拾う。現実が映画に寄るのか、映画が現実を変えるのか。
・影のシーン
・それでもなお物語は残っていて
僕たちは>>続きを読む
ヨハンネスに凄みがありました。
それ以外、どう評価すればいいのか分からない。
信じるとか、信じないとか、アクチュアルじゃない自分だけが画面の前にいる。
そんな感じ。
愛が消尽したあとになお残る全ては記憶に。
意味が剥離して声がただ心地よく響くのは詩。
椅子に腰掛け、話し、立ち上がり、背後に廻り、話し、椅子に腰掛け、永遠に目線は交わらず、話し、立ち上がり、背を向け、>>続きを読む
面白い、面白い映画でした。でも、それでどうすれば良いんだろう。何か満たされない気持ちなのは、なぜだろう。自分は映画に、何を求めているんだろう。面白い、面白い映画でした。面白い、面白い物語でした。でも、>>続きを読む
肉体と魂。映画館で見たけど結構眠くならずに見れた。ミリアム・ルーセルが圧倒的に美しいし、男のなよなよさがゴダール映画にしては浮いてるくらいの既視感(既視感で浮くゴダール)。それにしても、音が耳に痛い映>>続きを読む
ウエルベック『プラットフォーム』を思い出し、関口涼子『カタストロフ前夜』を読もうと思う。涙が溢れるのはまさにその時ではなくて、建物から閉め出された時や、建物から出なくてはいけなくなった時。喪失後の時間>>続きを読む
◯(たしか)ドゥルーズの『シネマ』で出てくるので視聴。
◯1948年。ベケット『ゴドー』執筆も1940年代後半。この時期のヨーロッパの人間は不条理な現実の前に打ちひしがれていたということか(よく考える>>続きを読む
◯面白かった。
◯多分、全部思い通りだね。全ての人の欲望が噛み合って出来た配列なんだろうね。なんだかんだあって、落ち着くところに落ち着いてるじゃない。
◯ところどころの演出も知った上でやってるみたいで>>続きを読む
◯いい映画。連続ドラマにしたら良いのに。冒頭から良かった。
◯こういう孤独のあり方があるということを描いてくれていることがとても有難いと思う人がきっといることでしょう。
◯家族というものが常に良きもの>>続きを読む
◯飯食ってダンスしてセックスして泣いてる映画。めちゃめちゃ人間やん。無表情でパスタ食ってる演出が最高。
◯列挙されうるカテゴリーやタグに還元されない個別の事例。ただのひとつの出来事。だからこそ他とは違>>続きを読む
◯2回目。
◯どこかに盛り上がったりピークがあったりするドキュメンタリーではない。淡々と流れていく時間の中にある音楽と生命と創作。
◯坂本龍一の音楽を聴くようになったのはちょうどasyncの頃だった。>>続きを読む
◯正直どうしたってリアリティは感じられない。だから別に感動したりしない。少なくとも感動ではない。もう一回見たいとも思わない。
◯でも何と言えばいいのか…凄まじい「強度」がある。時代的なものを乗り越えて>>続きを読む
◯坂本龍一が音楽、ということで視聴。
◯まず村上春樹の本がやっぱ素晴らしいという前提。
◯画造りが凄くいい。もっと突き詰めてもいい。とにかく画面の構成が凄く好み。めちゃくちゃいい。横にスクロールしてい>>続きを読む
◯フィリップ・グラスの音楽、をきっかけに視聴
◯映像の連なりであって、物語はない。物語がないこと、物語ではない形式で表現すること、が望ましいと思っていた。けれど、いざ物語の全くない、ドキュメンタリーで>>続きを読む
いい音。映画館を出た後の街の音が体に迫って聞こえてくる。車の走行音。ビル間を走り抜ける電車の音。通り過ぎていく恋人たちの話し声。信号機のチンケなメロディ。映画を観た後、自分だけが世界から浮いているよう>>続きを読む
初デレク・ジャーマン。すべてが美しい。好き嫌いはどっちでもいい。好き嫌いなんてどうでもいい。これは大事な作品だ。明らかにこの作品にも独自の構文法がある。それこそが大事だ。ゴダール…タルコフスキー…物語>>続きを読む
ピナが見れるという理由だけで視聴。内容はかなり小説的…小説とかドラマみたいな映画を見るとゴダールが恋しくなる。なかなかきもい変態的な物語の内容を演技と音楽で感動的にしてる感じがして白飯にチョコかけたみ>>続きを読む
最初と最後の映像言語はええやん。でも別に見ないでも良かった。クルチェット邸もそんなに映らなかったし。それにしても時間の進行が単線。ゆえにドラマ感。つまり映画とドラマの違いは、時間の進行が単線か複線か、>>続きを読む
言葉の上滑り感は面白いというか興味深いというか、時代を、神亡き時代を捉えているだろう。人は言葉に頼る。しかし人の言葉は神よりも捉え難い。そして抜け出し難い。人は神を殺せども言葉は殺せない。なぜなら言葉>>続きを読む
なんかヤバいことが起きそうな感じがして起きない感じ。いや違う。起きてるんだけどそれが巧妙に見えなくなっている感じ。動物が捕食されるシーンを、TVで見ると、それは自然の摂理の事例でしかない。現実に見るの>>続きを読む
愛。性。親。老。神を殺した現代、物語のない現代、自然を追いやった現代、歴史を知識に留める現代、人間たちの時代、その小さな神話、いや挿話。宙ぶらりんの人間に生きる理由なんてない、生きる意味なんてない。掴>>続きを読む
花粉症で朦朧としながらしかも3日に分けて見たのでもう全然わからんかったのだけれど普通に見てても多分分からんかったろうな。ソニマージュ。因果的物語の枠組みでは捉えられない。因果律とは別の条理で拵えられて>>続きを読む
発話で導かれていく映像言語。映画でしか語りえぬことを語ろうとする映画の構文法が心地よい。山場を作る必要はない。淡々と映像を流せばいい。それが映画的リアリティでしょう。フィクションが映画を通してリアリテ>>続きを読む
身体性あるいは運動性。音にBGMはなく全て劇中の音。新しい気狂いピエロ。そしてベケット…「見間違い、言い間違い」「ねえジョー」。カットアップやテキストの引用による力動ではなく、かと言って物語や人物によ>>続きを読む
別荘の階段を一人で登っていく男の背中にカフカ味を感じた。愛とは不条理か。軽蔑とは不条理か。愛が軽蔑に転じるのは不条理か。知らんがな。愛がなくなれば、何もなくなる、のではなく、軽蔑が生まれる。ものを消費>>続きを読む
"ほとんど"なにも見えなかった。見えないこと/見えなさだけが見えていた。美しい自然/美しい人体が見えるほど、ほとんどなにも見えなかった。まったくの暗闇ではなかった。見えないこと/見えなさが見えるために>>続きを読む
見えることを描くのではなく、見えないものを描くのでもなく、見えないことを描く、それがこの英語の全てか。一冊の本を開陳したような、言葉、映像、色、登場人物。こういう風にiPhoneで動画撮ろうかな。