オーウェン

サンセット大通りのオーウェンのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.5
ビリー・ワイルダーほどジャンルに収まらない監督は珍しいが、こちらはハリウッドの内幕もの。
とはいってもその完成度は群を抜いている。

冒頭から死体のナレーションという意表をつく構成。
回想形式だがこれ以上ないほど深く見入ってしまった。

元大女優の看板を捨てきれないデズモンド。自分中心の脚本を整理するため雇われるジョー。そして妙に怪しい執事のマックス。

クライマックスに至るまでのテンションの上がり具合は相当なものだ。
ラストのデズモンドの表情は完全に女優であり、孤独なまでの心情が同時に見え隠れしているよう。
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